サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

「君のラジオ」がソーシャル対応 世界を狙えると思う【湯川】

[読了時間:2分]
26)
 「ゆーすけべー」こと株式会社ワディットの和田裕介さんがやってくれました。簡単操作で好きな楽曲を検索してプレイリストに追加していくだけで自分の好きな曲ばかり流れる無料の音楽サービス「君のラジオ」。2月に実験的に公開した際にも大反響を呼んだが、今回はそのデザインを大幅改良し、ソーシャル対応を果たした。友達と音楽を通じてコミュニケーションできるほか、友達を通じて新しい楽曲を知ることができるようになった。

 ちょっと使ってみたけれど、非常に便利。小学生の息子に教えると、パソコンの前から離れなくなった。

 特に仕組みを解説することもないほど使い勝手が優れているんだけれど、あえて解説すれば、サイトの右上にある「アーティスト検索」の検索窓に好きなアーティストの名前を入れると、YouTube上にあるそのアーティストの動画のサムネイル一覧が表示される。アーティスト名というくくりの中での検索だからだろうか、YouTube本体で検索するよりも、検索精度がいい。そしてサムネイル横の「Play」ボタンを押してその場で再生することもできるし、「Queue」ボタンを押してプレイリストに追加することも可能。プレイリストを作ればあとは順番に好みの曲が再生される仕組み。

 好きなアーティストの好きな曲をプレイリストに次々追加していけるわけだ。



 また今回の改良でTwitterと連動し、Twitterアカウントでログインすれば、視聴履歴をサイト上に残すことが可能になったほか、「Shout」機能でTwitterやFacebook上でその曲に関するコメントを発信できるようになった。

 またほかのユーザーのアクティビティがリアルタイムに反映されるのでのほかの人の聞いている楽曲を試しに聞くこともできる。

 最近USのウェブサービスでよく見られるようなソーシャルな機能が実装されているわけだ。

 世界展開も視野に入れているそうで、iPhoneやAndroid向けアプリの開発も始めているとか。この使い勝手なら世界でも十分に人気が出ると思う。

蛇足:オレはこう思う
このサービス自体はYouTubeビデオの検索を簡単にできるというサービスなんで問題はないと思うのだけど、YouTube上の楽曲の幾つかは著作権を無視してアップされているのだと思う。

それを考えると「君のラジオ」の長期的な成功がどうなるのかは少々微妙。

しかしここまで使い勝手がいいと「君のラジオ」のiPhoneアプリが有料であっても欧米で成功するのはまず間違いないと思う。またこのサービスを通じて和田さんが得ることができる音楽の嗜好に関するデータやノウハウは、いずれ登場し広く普及するであろう音楽クラウド定額聞き放題サービスを構築する上で、非常に価値のあるものになる気がする。ということで今後も和田さんの活躍には大いに期待している。

【追記】
オカッパ本田が、80年代のアイドルの歌ばかり聞いているのが分かった。結構笑えた。

自分の友達が何を聞いているのか、もう少し検索しやすくなればさらにうれしい。期待してます!

モバイルバージョンを終了