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Android3.0搭載「ソニータブレット」を今秋発売へ PSN等に対応・2つ折りモデルも 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:1分]

 ソニーは4月26日、Android 3.0を搭載した端末「ソニータブレット」を2011年秋に発売すると発表した。2つのモデル「S1」「S2」があり、S1は9.4型の液晶ディスプレイを搭載、重心を片側に寄せたデザインを採用。S2は、5.5型液晶ディスプレイを2枚搭載する2つ折りモデル。無線LAN(Wi-Fi)対応で、ソニーが提供する各種コンテンツサービスを利用できる。





 2つ折りモデルあれど、現時点では単なるメーカー系Android3.0端末という印象しかない「ソニータブレット」だが、ネットサービスへの対応は意欲的のようだ。電子書籍販売サービス「Reader Store(リーダーストア)」を筆頭に、全世界で登録アカウント数7500万(2011年3月20日時点)を誇るPlayStation Network
にも対応。先日発表があった、PlayStationの旧作タイトルなどを再生できる「PlayStation Suite」や1月にスタートしたVODサービス「Qriocity”(キュリオシティ)」にも対応する。

 ゲーム専用機不振が続く中、急先鋒となりつつあるiPhone/iPadに対抗できるような製品に仕上がるのだろうか。大いに注目したい。

【関連URL】
・様々なネットワークサービスを快適に楽しめる、独自デザイン採用のアンドロイド3.0搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発表
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201104/11-055/

蛇足:僕はこう思ったッス

大手メーカーのAndroid対応は、1990年代のDOS/V互換機を彷彿とさせる。似たりよったりのマシンにアプリやサービスをごった煮状態で詰め込んで価値を出そうとしたアレだ。Android対応が悪いとは思わないが、今の時代、薄っぺらのプロダクトは誰も評価しないんじゃないかと思う。共感資本主義時代には、コンセプトや強いイマジネーションが必要だ。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。BR(Bloggers relation)→共感資本主義時代へ
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