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出会うはずだった人と出会える「距離」ベースのSNS “Conga” 【三橋ゆか里】

[UPDATE] Congaを紹介したら、なんと@congadotcomからお礼が。そして日本でもサービスの提供を開始してくれたそうです!!サンフランシスコとニューヨークに日本が加わった。粋だなー、ベンチャーを感じる。サービスの内容はこの後の記事を読んでね。

@yuki122 @yukari77 @techwavejp We appreciate your mentions of @congadotcom. To express our thanks, Conga is now available to all of Japan!less than a minute ago via HootSuite Favorite Retweet Reply


物理的な距離に重きを置いた“Color”に近いサービスがもう一つ登場したようなのでご紹介します。距離をベースとしたソーシャルネットワーク“Conga”です。同じ場所に同じ時間にいた人たちをつなげてしまおう、という位置情報サービス。

Congaは出会いを「瞬間」で捉えていて、瞬間(Moments)が積み重なることに価値を見出してる。FoursquareとTwitterと連携させることで、ユーザが過去にどこにいたかの履歴を洗い出す。そこから、同じ場所に同じ時間にいたユーザを見つけてマッチングしてくれる。ユーザは自ら瞬間を追加することもできるんだって。ひとつひとつの瞬間にページが用意されているから、その瞬間を誰と共有していたかが後からわかる。


サービス名のCongaはダンスのCongaからきているのだけれど、自分が過去にどの人と”conga”することが多いのかをリストにして出してくれる機能もあるそう。Peopleのタブを確認してね。自分がニアミスする頻度が高い人がわかっちゃうのだ。知らない人でも、ニアミスが多いってことはそこに何かしらの共通点があるってこと。レストランでニアミスが多い人から、お仕事系のイベントでニアミスが多い人までいろいろあると思うけど。

知らない人との新たな出会いという側面だけじゃなく、”Color”みたいに同じときに同じ場所にいた人とつながることもできる。同じイベントに参加していた人とか、そのとき挨拶できなくてもCongaでその人を見つけてつながっちゃうとか。Facebookでイベントがあるならそれで事足りるけど…。確認した限りではFacebookとの連携はないみたいなんだけど今後対応するのかな。

Congaはまずはニューヨークとサンフランシスコからサービスを開始するそう。一回のニアミスは偶然でも、それが蓄積されていくことでコネクションの強さが可視化されてくのね。サービス試したいからリクエスト出そうと思ったけど、日本は圏外みたい…。アメリカの都市しかまだ選べなかった。残念。

※記事冒頭に[UPDATE]として追加したように、この記事をみたCongaが日本をサービス対象地域に加えてくれました。記事にして1日も経ってなかったのに素敵。ベンチャーを感じる。登録ページのメッセージも素敵ね。

“Yay, you’re in Japan. You’re in one of our favorite places. so please complete the information below and come Conga with us. “

【スタッフブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。1/15に公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修をさせていただきました。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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蛇足:オレはこう思う

 シリコンバレーで開催された位置情報系のカンファレンス「where2.0」の取材から戻ったばかりなんだけど、このカンファレンスではこうした「近くにいる人とのアドホックなネットワーク」のサービスが山のように紹介されていた。こういう種類のサービスは、「アンビアント・リアルタイム・コミュニケーション」とか「インスタント・ソーシャルネットワーク」とかいろんな呼び名が出てきていて、そろそろ「スペーシャル・ネットワーク」という呼び名で統一しないか、という提案もされていた。

 種類としては、チャット系、出会い系、ゲーム系、写真共有系、ビジネスつながり系など、いろいろある。

 でもあまりに多すぎて、どれもデファクトスタンダードになれないんじゃないかなと思っている。colorもそれほど普及しないんじゃないだろうか。アイデアはおもしろいけどね。

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