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10代の位置情報サービスの認知度、Facebook Placesですら半数を下回る【三橋ゆか里】

ティーンエイジャーのほぼ半数は、Facebook Placesやその他の位置情報サービスを聞いたことすらないという調査結果を見つけたので紹介します。認知している10代も、それを使用する目的や用途がわからず危険だと感じているそう。

ユースコミュニケーションエージェンシーの”Dubit”が11~18歳のティーンエイジャー1,000人を対象にアンケート調査を実施。年齢、性別、居住地などは均等になるよう分散させた。位置情報サービスの認知度は、年齢が高まるにつれてアップ。Foursquareを知っている11-14歳が20%だったのに対し、17-18歳では38%でした。

調査結果によると、

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・10代の48%はFacebook Placesやその他の位置情報サービスを聞いたことがない


・位置情報サービスを耳にしたことがある10代のうち、58%がその目的や用途を理解できない

・耳にしたことがある10代の45%が、位置情報サービスを危険だと感じている

・Foursquareを耳にしたことがある10代は27%

・Foursquareを耳にしたことがある10代のうち、実際にサービスを使っているのは5%

・位置情報サービスを耳にしたことがある10代の67%がどれ一つ使っていない

・位置情報サービスを耳にしたことがある10代の女子の76%が一つも使っておらず、男子の60%が使っていない

・位置情報サービスの中でもっとも認知度が高いのがFacebook Placesでその認知度は44%。Foursquareの27%を大きく上回る

・サービスを認知している10代のうち、Foursquareを使っているのは5%、Facebook Placesを使っているのは30%
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位置情報サービスを使用している10代の理由としては、「楽しいから」が最も多く48%、「友達に自分の居場所を知ってほしいから」が45%だった。Dealsや特別なクーポンなどを理由にあげた10代はわずか14%に留まったそう。

学生の頃なんてだいたい行くお店、みんなで集まる店は決まっていたりするし、行動パターンもそんなに多くない。社会人より一層居場所を共有する必要性がないんだろうな。

それに、インタフェースや機能がちょこちょこ変わるFacebook。各種機能を実際にどこまで10代が活用しているかわからないし、ひょっとしたら別にFacebook Placesが例外という話ではないのかも。

【スタッフブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。1/15に公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修をさせていただきました。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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