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更新をサボっていた業務報告、3月・4月分をまとめて行いたいと思います。
3月は震災後1週間、まったく記事を更新しなかったこともあり、達成率は36.26%と過去最低の水準に落ち込みました。しかし、その間も平均して約5000のUUがあり、固定客ではないにしても、この数字が底という印象を受けました。Google Analyticsによると、PVは両月とも約74万。
ところで、突然ですが、この達成率の発表は3月分で最後になるかもしれません。
我々がここ半年近く考えてきたのは、PV=広告モデル一辺倒ではないメディア、すなわちコミュニティを軸としたメディア構築です。それについては、我々のパートナーであるライブドアともディスカッションを重ねてきました。先月、ライブドアに新組織「新世紀メディアグループ」が誕生し、TechWaveの担当となりました。ライブドアの企画力・技術力と我々のビジョンを掛け合わせることで、この目標を実現していく計画です。もう少しすると、具体的な発表ができると思います。
Facebookのinsightから
0,基礎情報(Google Analyticsによる)
2月 | 3月 | 4月 | ||
A 記事本数 | 78 | 48 | 57 | |
B ページビュー数 | 977,332 | 737,360 | 749,590 | |
C 1記事平均のPV | 12,530 | 15,362 | 13,151 |
1,Facebookページ
2月 | 3月 | 4月 | ||
D 通算いいね!数 | (ファン数) | 3,417 | 4,162 | 4,855 |
E 反応数 | (投稿に対する「いいね!」やコメントの数) | 1,127 | 811 | 1,000 |
F 投稿表示数 | 240,491 | 195,322 | 441,669 | |
G 反応率(E÷F) | 0.47% | 0.42% | 0.23% |
2,techwave.jpでのShare/Like/Commentからの反応
2月 | 3月 | 4月 | ||
H サイトへの反応 (Like/Shareボタンのクリック数+コメント) |
1,778 | 2,776 | 2,423 | |
I Facebook上の分布 (ニュースフィード・プロフィールなどに表示された数) |
751,054 | 691128 | 718,330 | |
J 外部サイトへの参照トラフィック (Iからtechwave.jpを訪問した数) |
3,536 | 4,465 | 4,448 | |
K 記事1本当たりの反応数(G÷A) | 22.79 | 57.83 | 42.51 | |
L 反応率(I÷H) | 0.47% | 0.65% | 0.62% |
4月で特徴的なのは、Facebookページの投稿表示数が441,669に急増し、それに伴う反応率の激減。ファン数増加で多くのユーザーに表示された分、TechWaveに対しそれほど強い関心を持たない層にもファンが拡大したと推測されます。現在は、ファン数以上に反応率を最も気にしています。ファン数の増加と反応率の反比例は指摘されているようですが、このEdgeRankも大きく関わる数値の変化は、もう少し月数を経てから検証したいと思います。
それ以外にも我々固有の問題として、Facebookページの意味・効果が薄れてきたことも挙げられます。原因は、グループとコメントの存在です。
1,深いコミュニケーションがグループ内で発生。
我々のFacebookの利用目的の一つは、ユーザーとの交流です。最初はFacebookページがその場のつもりでしたが、現在は(少人数制の有料セミナー)TechWave塾の塾生・OBなど、より限られたコミュニティメンバーとの濃い会話が複数のグループで盛り上がっています。そこではtechwave.jpには出さない情報も提供する一方、グループのメンバーからも有益な情報が多数共有されています。
2,コメント機能が効いてきたことによる、Facebookページとの分散化。
Facebookプラグインのコメント機能をtechwave.jpに実装したため、(サイト運営者が知りうる)Facebookを使ったコメントがFacebookページと分散化されました。Facebookページからの投稿よりも、友人によってShare/Likeされたtechwave.jpへのリンクの方が、読むだけの行為も含め、より積極的な反応(Share/Like/Comment)を促すことが数字から推測されます。同じ内容であれば、友人からのレコメンドの方に反応するのは当たり前でしょう。
5月になり、コメント欄への投稿もさらに上昇傾向です。内容も建設的な議論・意見が目立つようになりました。
TechWaveを始めて1年半近く。試行錯誤を続けて来たなか、ようやく事業に関する戦略的なものが見えてきました。あまり手を入れて来なかったというのもありますが、その全体像の中でFacebookページの位置づけも練り直す必要があります。ポイントは、目的、目標、指標、内容、運用の5つ。
情報は、出せば出すだけ集まってくるのも事実。しかしコンテンツとコミュニティ運営を柱にし、どこかで課金・有料部分を設けるべきメディアビジネスにとって、出しどころの難しさを感じる日々です。
Facebookページでこんなことしたらどう?というアイディアのある方、この下のコメント欄かFacebookページの当該記事にコメント下さい(となって、コメントが分散するわけです)。