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「情報社会のいま」(公文俊平著)とオンライン読書会のご案内【湯川】

[読了時間:1分]
01)

 タネ明かしをしたいと思う。

 僕は多摩大学の公文俊平先生から多大なる影響を受けています。自分の未来予測のほとんどは、公文先生の考え方がベースになっているんです。

 Google全盛時代だった2007年という比較的早い段階で、「検索」の時代の次には「ソーシャル」の時代がくると予測する「爆発するソーシャルメディア」という本を出せたのも、公文先生の本を読んだからだったし、イケダハヤトさんが新しい時代のオピニオンリーダーになると早い段階で確信できたのも、公文先生の本のおかげだった。

 これまで自分の本や講演の中で、公文先生の書かれた「情報社会学序説」を何度も引用させてもらったし、この本のことだけをお話して1つの講演にしたこともある。これまでに非常に多くの人にこの本を勧めてきたし、公文先生を講師に迎えた大手IT企業の社内勉強会を企画したことも2度ほどある。

 その公文先生が「情報社会のいま ―あたらしい智民たちへ」という本をこのほど出された。これはもう全力でお勧めしたい。実名を名乗るユーザーの急増や、プライバシー公開の許容範囲の変化など、ネット利用の形が急速に変化している理由を、大きな潮流で読み解くことができる本です。

 2004年に発売された「情報社会学序説」も多くの人に勧めてきたのだが、「ソーシャル」の時代の本格到来を前にして「情報社会学序説」を読んでもピンとこない人もいたようだ。しかし「ソーシャル」の時代に突入した今なら、現実に起こりつつある事象と照らし合わせながら、公文先生の主張をよりよく理解できるのではないだろうか。

 ということで、「情報社会のいま ―あたらしい智民たちへ」をお勧めします。ぜひお読みください。


 とはいってもアカデミックな本である。気軽に読める本ではない。理解するには何度も読み返す必要があるかもしれない。

 そこでオンライン読書会を開きたいと思います。本のタイトルをそのまま使ったFacebookページを作りました。気になったことや疑問点などをみんなで議論しながら本を読み進めませんか?以下のLike Boxで「いいね!」ボタンを押せば、簡単にオンライン読書会に参加できます。参加後は、ウォールにコメント、疑問点をどんどん書いていってください。

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