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Appleのクラウドサービス明日未明発表 Time Capsuleと連動?【湯川】

[読了時間:2分]

 米Appleのスティーブ・ジョブズ氏は、同社のサードパーティ開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference (WWDC)」で現地時間6月6日午前10時(日本時間7日午前2時)から、同社初のクラウドサービス「iCloud」を発表する。(英文の発表文

 音楽やビデオなど一度購入したコンテンツを、インターネットを通じてMac、iPhone、iPad、iPod touchなどあらゆるデバイスから楽しめるようにするサービスになるものをみられているが、米有力Apple専門ブログ「Cult of Mac」によると、ユーザーのコンテンツは同社のデータセンターに記録されるのではなく、Appleが市販するバックアップデバイス「Time Capsule(タイムカプセル)」に記録されることになるという。Cult of Macは、Apple関係者から入手した独自情報として報じている。

 AmazonやGoogleのクラウドサービスは、事業者の大型データセンターにコンテンツを保管する形だが、AppleのiCloudはユーザー自身が購入したTime Capsuleに保管する形となる。つまりパーソナルクラウドになるわけだ。

 Time Capsuleには、音楽などのコンテンツだけではなく、あらゆるプログラムやデータが保管され、iPhoneやiPadから自由に利用できるようになるもよう。

 WWDCでは、このほか次期OSバージョンのLionの発表のほか、iPhone、iPadなどのモバイル向けOSのiOS5の発表もあるという。

蛇足:オレはこう思う

Appleのクラウドサービスは、同社がノースカロライナ州に建設したばかりの巨大データセンターを利用するものとみられていたので、少々驚き。本当なのだろうか。

クラウドサービスを利用するにはTime Capsuleを購入しなければならない、というのなら、クラウドサービスの敷居が少々高くなる感じがする。

でもTime Capsuleを利用することによって、著作権などの法的な問題を回避できるし、AppleにしてもTime Capsuleが売れるようになるので、いいのかもしれないけれど。

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