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10億ピクセルのパノラマ写真が手軽に撮れるGigaPanが日本上陸【本田】

[読了時間:1分]
gigapan_image2 高画素パノラマ写真を簡単に撮影出来るGigaPan EPICが、国内での販売を開始しました。
 
 パノラマ写真は、日本で写真黎明期から連綿と続く撮影法の一つ(http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=6255)。
 奥が深く職人芸が必要とされる一方、最近ではソニーのデジカメに標準搭載されているスイングパノラマや、iPhoneでパノラマ写真を撮影出来るPhotosynthなどカジュアルな楽しみ方も広がってきました。

 このGigaPan EPICシリーズは、ちょうどその中間と言えばいいでしょうか。(ちゃんと設定さえすれば)高画質なパノラマ写真が簡単に撮れる機材です。


特徴は、
・一般的なデジタルカメラやデジタル一眼レフが使える
・10億ピクセルもの高画質なパノラマ写真が簡単に撮れる
・高画素なので拡大して細部まで見ることが出来る
・写真をgigapan.orgにアップすると、パノラマ画像中の特定の地点についてのコメント(スナップショット機能)をユーザーと共有出来る
・位置情報を付加するとGoogleEarthでも見られる

 私も早速購入し撮影してみました。自動で回転しカメラのシャッターを押し続けるという特徴的な動きや作動音は、こちらの動画で。

使い方
・カメラの焦点距離を記録させるため、左上と右下の場所をGigaPanに設定
・Gigapanが動き出し、自動的にシャッターボタンを押しこんでは撮影を繰り返す
・出来たファイルを付属のソフトGigaPan Stitcher(win&mac対応)で合成

↓gigapan.orgにアップした写真はこんな感じで埋め込みも可能(拡大しても高画質!)。

 半自動撮影だからこそ、どこで何にレンズを向けるかという撮影者の判断がより浮き彫りになるのが、この手の表現です。
 広い場所を見渡すだけでなく、狭いところで敢えて全周パノラマを撮ったら面白いかも。(トイレの中とか)学術・調査的なところでは、被災地の記録という使われ方もされています。

 マップコンシェルジュ株式会社が国内代理店となり、日本語版マニュアルや講習など、サポートも充実しています。きれいに合成するには回転軸の位置決めなどコツがいるので、講習を受けることをお勧めします。値段は(講習込みで)49,800円から。
販売先:http://gpsconcierge.jp/

蛇足:僕はこう思うんだ
http://gigapan.org/には世界中からパノラマ画像がアップされていて、時間を忘れるほど細部を覗いてしまいます。 GigaPan EPICは、7/13の「人 x テクノロジー祭」@浅草花やしきにも登場予定なので、実機を見たい人は是非参加を。
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