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Googleがモバイルブラウザ向け検索サービスを大幅改訂した。現在地周辺のレストランやカフェなどの検索が非常に便利になった。同様の機能を提供している位置情報系サービスにとって脅威となりそうだ。(英文発表文)
AndroidケータイやiPhone、iPod touchの、Googleアプリではなく、ブラウザでGoogleにアクセスすると、見慣れたGoogleのロゴと検索窓の下に「レストラン」「カフェ」「居酒屋」「もっと見る」というアイコンが表示される。既に日本語にも対応している。
試しにレストランのアイコンをタッチすると、周辺のカフェの簡潔な情報が地図とともに表示される。便利なのは、画面を下にスクロールしていっても地図が常に画面上半分に表示され、すぐ下に表示されたレストランの場所が地図上に赤いマークで記されること。下へスクロールを続けると赤いマークの場所も変わり続け、赤いマークで表示されているレストランの店に関連する写真が表示される。
Faster local searches on mobile
外出先でモバイル機器を使って周辺の店舗を検索するときと、自宅でパソコンを使って検索するときのユーザーインターフェース(使い勝手、画面デザイン)は大きく異なって当たり前だと思う。やはり外出先でのユーザーインターフェースは地図をベースにしたもののほうが、断然使いやすい。モバイル版Googleローカル検索がかなり便利になった。
ただこれまでGoogleローカル検索がそれほど使い勝手がよくなかったのをいいことに、急成長を続けてきた位置情報系のアプリやサービスはどうなるんだろう。例えばeBayが4月に買収した位置情報系アプリのwhereのユーザーインターフェースは、新しいGoogleのモバイル検索そっくり。whereとebayにとってかなり厳しい戦いとなるような気がする。
小さな店舗を相手にしたローカルの広告市場は、取り扱いコストが大きいため大手の広告代理店などが敬遠していた市場。スマートフォンの普及でテクノロジーを使ってローカル広告市場を攻略できるようになったことから、この領域は大手IT企業がひしめくレッドオーシャンになりつつある。