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米Facebookは、メッセージ機能にビデオチャットを追加すると発表した。Skype技術を利用する。
Skypeユーザーでなくとも、Facebookユーザーならだれもがテキストチャットの最中にボタン１つで簡単にビデオチャットを始めることができる。
まずは１対１のビデオチャット機能を搭載、今後はグループビデオチャットやモバイル機器を通じてビデオチャット機能などの搭載も検討していくという。
今回の提携は、両社の間で半年前から進められていたもので、MicrosoftによるSkype買収の協議が始まる際にMicrosoftに報告。Microsoftから反対を受けることもなく提携作業を継続したとしている。
個人的には、今回の提携にMicrosoftがどの程度関与したかに興味があった。Microsoftが積極的に関与したのであれば、Facebook・Microsoft連合の関係が強化される可能性があると思ったからだ。
だが記者会見での質疑応答におけるMark Zuckerberg氏の受け答えを見る限り、Microsoftの積極的関与はなかったもよう。会見にMicrosoftの幹部が同席することもなかった。
あくまでもFacebookとSkypeとで今回の提携の作業を進めていたところに、MicrosoftによるSkype買収の話が持ち上がり、Microsoftに今回の提携について説明したところ「いいんじゃね」的な反応があったという感じだ。もちろんSkypeがFacebookに搭載されればそれだけで何億人もの非常にアクティブなユーザーが獲得できるので、MicrosoftにとってSkypeがより魅力的な存在になったことは確かだろう。でも、Microsoftが裏で両社の提携を操っていたという感じでもなさそう。
MicrosoftがFacebookをどう思っているのかは分からないが、FacebookにとってはMicrosoftを「非常に友好的なパートナーの１社」ぐらいにしか考えておらず、「Microsoftと組んでGoogleに対抗していく」といった感じでは全然なさそうだ。
つまりそこまで「すげえ発表」ではなかった。前回の記事「明日の「すげえ発表」はFacebook・Microsoft連合？【湯川】 : TechWave」で煽り過ぎたかもしれません。ごめんなさい。
いや、技術はすごいと思う。Skypeのように専用プログラムをダウンロードしなくても、ブラウザ上でその場でビデオチャットが始められるんだから。絶対便利だと思う。僕自身、愛用することになると思うよ。でもgmailでもずっと前から同じことが可能だし・・・。
ごめん、もう寝ます。