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Google+1カ月で2500万人ユーザー達成、モバイル開発者の6割が「Facebookの対抗馬になる」【湯川】

[読了時間:3分]

 米調査会社ComScoreによると、Googleの新SNS「Google+」のユーザー数がサービス開始一カ月で2500万人に達したことが分かった。またモバイル関連の開発者を対象にしたアンケート調査で、開発者がTwitterのiOS統合よりもGoogle+に興味を持っていることが分かった。

 ComScoreによると、7月24日にGoogle+のユニークユーザー数が2500万人を超えた。その時点から1週間以上たっていることから、ユーザー数がさらに増加している可能性がある。またComScoreによると、Twitterが2500万人の大台に乗ったのはサービス開始の30カ月後だったとしており、Google+がTwitterに比べて非常に速く成長しているという。(参考記事:Google+ speeds to 25 million users in first month | Digital Media – CNET News

 一方、米AppceleratorとIDCが2012人の開発者を対象に行ったアンケート調査の結果によると、25%のモバイル関連開発者がGoogle+に興味があると答え、最も多くの開発者が関心を寄せていることが分かった。「TwitterのiOSへの統合」に興味があると答えた開発者は14%、「AppleのiCloud」に興味がある開発者は22%だった。開発者は、1年から1年半後を意識して情報収集をすると言われている。「TwitterのiOS統合」や「iCloud」より、「Google+」のほうが今後有望と判断する開発者が多いことが分かった。


 また開発者の66%は、Google+がFacebookにとって強力な対抗馬になると答えていることも分かった。

 さらにその理由をたずねたところ、Google+が検索や地図、YouTubeなどGoogleの他のサービスとの連携すればFacebookのソーシャルグラフより価値が上回る、と答えた開発者が68%に達した。49%の開発者は、FacebookよりGoogle+のほうがcircleの考え方など優れたイノベーションを提示している、と答え、40%が、将来AndroidにGoogle+を組み込むだろうから、と答えている。

(関連記事:Mobile Developers See More Promise in Google Plus than iCloud

蛇足:オレはこう思う

 2500万人を超えたのが、どの程度すごいことなのか、正直分からない。Googleはもともと大きなユーザーベースを持っていたので、ゼロからスタートしたTwitterと比較しても意味がない。それと今はまだ多くのユーザーが試しに使い始めた段階。今後使い続けるかどうかは分からないと思う。

 一方で興味深いのが開発者に対するアンケート。開発者は一般ユーザーよりも常に先を読もうとしているわけで、その開発者がGoogle+に関心を寄せているということは、TwitterよりもGoogle+と連携したアプリやサービスが数多く登場する可能性があるということ。開発者が関心を持つので、関連アプリやサービスが多数登場する。その中の幾つかが一般ユーザーに受け入れられ、さらに多くの開発者が関連アプリやサービスを作る。さらにユーザーが増える。この一連の好循環に入る最初のきっかけが、開発者の関心であることが多い。まずは好循環の第一フェーズに入ったわけだ。

 みなさんはどう思いますか?ライブドアの新サービス「ANKER」を使って議論しましょう。

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