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日本発だって世界と戦える!(3) 中東・アジアでもヒット中のLINEが200万ダウンロード突破 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

NAVERが100万ダウンロード達成までをグラフ化したものに(左下)、筆者が200万ダウンロードの規模感を把握する棒を追加した

 IP音声通話機能や絵文字・スタンプ等を追加したばかりのネイバーのマルチプラットフォームコミュニケーションサービス「LINE(ライン)」だが、10月14日遂に200万ダウンロードの大台に達した。ツール系のサービスとしては異例の4か月弱で達成したこととなり、直近ではデイリー30万ダウンロードという勢いになっているという。

 9月28日に同社を取材した際、“年内300万ダウンロード”という目標を聞いていた。その際、プロモーションなどの施策が不可欠ではないかと思っていたが、この1か月の成長は完全にバイラルによるものと考えてもよさそうだ。



 スタッフにとっても予想外の動きだったようで、LINE開発担当の稲垣あゆみさんはツィッターで「今日は一体何だったんだろう…誰がこんなにLINEを宣伝してくれたんだろう。1日最多DL記録を大幅更新でした。香港恐るべし。そして、さりげなくボツワナとアルメニアで上昇ちう。」と延べている。

 ネイバージャパン 事業戦略室長 舛田淳氏もツィッターで「確変状態。ユーザーがユーザーを呼び込むステージに入ったね。」とコメントするなど、300万ダウンロードへの手応えを感じているようだ。

【関連URL】
・無料通話・無料メールアプリ「LINE」、サービス公開4ヶ月弱で200万ダウンロードを突破
http://corp.naver.jp/press/press_detail?docId=516
・LINE(ライン)- グループコミュニケーションサービス
http://line.naver.jp
・App Store – NAVER LINE
http://itunes.apple.com/jp/app/line/id443904275?mt=8
・Android – NAVER LINE
https://market.android.com/details?id=jp.naver.line.android

蛇足:僕はこう思ったッス
SnapeeeにしてもLINEにしてもアジア地域を中心にヒットする理由は必ずある。シリコンバレー磁石が働き過ぎている日本のIT業界が世界を見ていなかっただけなのだ。僕が初めたVANGUARDはまさに、そういった“世界視線” を得てみんなで力をつけていこうというものだ。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。emacs使い。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・詳しいプロフィールはこちら


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