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盗まれたノートPCを24時間に以内に奪還する方法 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

prey-overview

 GPS機能を活用して彼の行動をリアルタイムでウォッチするAndroidアプリ「カレログ」が話題になっている。GPSによるリアルタイム監視は使いようによっては“脅威”になることを改めて認識させられるが、例えば「Prey」のように自分のノートパソコンを監視し、いざ盗難になった時に役立てることもできる。



 実際、カナダで制作事務所に勤務するDoug van Spronsen氏は、車の中に置いておいたMac bookを盗まれた。仕事に使うデータが入っているので重大。しかし、Preyをインストールしておいたため、24時間以内に奪還することに成功したのだという。

 Preyは、自動的にWi-Fiスポットにアクセスし、(Wi-Fiスポット経由で得た)GPS情報やMac bookのカメラ(iSight)で撮影した写真を送付する仕組みになっている。Doug氏のケースでもまず犯人の写真が送付されてきたという。それ以外にも操作した内容なども転送されてくるため、犯人特定に役立つことうけあい。もちろんいざという時に大切なデータを保護する機能なども搭載されている。

 監視といってもこれなら実用的だ。Mac book Airといった軽量ノートパソコンを常に持ち運んでいる人は使用を検討してみてはどうだろう。Mac以外にもWindows、Linux、Android端末にも対応している。

Prey Project introduction from Carlos Yaconi on Vimeo.

【関連URL】
・Open source anti-theft solution for Mac, PCs & Phones – Prey
http://preyproject.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
クラウドの時代となり、データはサーバー上に補完する流れが主流になりつつあるとはいえ、端末の中にはログイン情報などを保存していたり、作成中のデータなどを残している人が大半。それと、ノートPCに所有者名などを添付している人は逆に少ないため、紛失しても見つからないケースも多いようだ。iOSデバイスは場所のみ特定できるサービスもあるが、ノートの場合その辺は手薄。狙われやすい軽量ノートには最適なアプリかもしれない。

実際MacBookProでやってみたが、レポートに驚愕。iSightはランプ点灯することなく写真を撮影し、証拠になりやすい情報(写真やチャットアプリのスナップショット)が送付させてきた。GPSもばっちり。これは必須アプリになる可能性が高い

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・詳しいプロフィールはこちら


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