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大学・大学院生限定、海外スタートアップと連携した短期濃縮型起業体験プログラム 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

 日本からシリコンバレーで起業しようとするスタートアップがバブル的賑わいを見せる中、MOVIDAJAPAN (代表取締役 孫泰蔵氏)とスローガン(代表取締役 伊藤豊氏)が共同で、大学生および大学院生を対象とした興味深いジョブプログラム「グローバルスタートアップイニシアチブ(Global Startup Initiative、以下GSI)」を開始する。

 GSIは、米国・欧州で既に創業しているスタートアップの日本・アジア支社を立ち上げるという就業プログラム。インターンではなく、自ら責任を持って海外スタートアップの本社を直接訪問、交渉し事業を立ち上げるというもので、新卒社会人1年目並みの給与を得ることもできる。



 学生だけに未経験のことばかりだとは思うが、東京大学在学時にYahoo!Japan立ち上げプロジェクトに参画したベンチャーの草分けである孫泰蔵氏率いるMOVIDAの全面サポートを受けつつ、短期間で成功に導くという起業に近い体験をすることができるやりがいのある内容。

 イメージとしては「孫泰蔵氏がまさに学生のときにY!Japanを立ちあげたように、同じようなことを学生に経験してもらおうというプログラム」とのことだ。すでにサイトでは募集受付を開始。労働条件はフレキシブルだが、最低3か月はコミットできることを条件としている。

【関連URL】
・グローバルスタートアップイニシアチブ Global Startup Initiative(GSI)
http://www.goodfind.jp/program/gsi/index.html

蛇足:僕はこう思ったッス
IT業界のインターンプログラムは首都圏を中心に普及していると思われるが、起業を体験できるジョブプログラムという発想は斬新。「自分で起業した方がいい経験を得られる」という意見も出てくるとは思うが、北米と比較してスタートアップの環境が未成熟な日本において、先進諸国のスタートアップの濃密な創業プロセスを体験できるのはとても有意義だと思う。学生のみならず社会人においても魅力を感じられる内容ではないだろうか。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・詳しいプロフィールはこちら


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