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Androidが売れればMicrosoftが儲かる Samsungと特許契約 実質「有償OS」に【湯川】

[読了時間:1分]
 米Microsoftは、韓国Samsung Electronics Co.と特許相互許諾契約を結び、Samsung製のAndroid端末に関し特許使用料を受け取ることになったと発表した。具体的な金額については非公開。Microsoftは既に台湾のHTCと同様の契約を結んでおり、米国市場におけるAndroid端末メーカー大手3社のうち2社から特許使用料を受け取ることになった。大手3社の残り1社であるMotorola Mobilityとは係争中。そのほかの比較的小さなAndroid端末メーカーの多くとはすでに特許使用料を取る契約を締結済みのようだ。

 AndroidはGoogleが開発し、無償で配布する「無料OS」として広く普及が見込まれているが、今回の両社の契約締結を受け、実際に製造するとなるとMicrosoftに特許使用料を支払わなければならないという認識が業界内で広がりそうだ。


追加情報:マイクロソフトがAndroidの特許使用料として年間4億4400万ドルを受け取ることになるのだとか。Goldman: Microsoft Is Getting $444 Million Annually From Android Patent Licenses

蛇足:オレはこう思う

「マイクロソフトは特許を振りかざす業界のいじめっこ」というようなマイクロソフトに批判的な見解も一部にあったけど、今回の契約締結で、Androidの特許使用料をマイクロソフトに支払うのは仕方がないね、というムードが広まりそう。係争中のモトローラとの訴訟でモトローラが勝ったとしても、モトローラもたくさん特許持ってるから、ということになり、アジアの新興Androidメーカーがマイクロソフトに特許使用料を支払うのは避けて通れない感じ。無料OSというAndroidの強みの1つがなくなるんじゃないかな。
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