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Google Buzzなど不振サービスを終了【湯川】

[読了時間:2分]
 米Googleは、Google版Twitterと呼ばれるミニブログサービスGoogle Buzzなど不振サービスの終了を発表した。ソーシャル系サービスを人気SNS「Google+」に統合する考え。

 サービス終了になるのは、Google Buzzのほか、同様のミニブログサービスのJaikuや、プログラミングのオープンソースのコードを検索できるCode Search、iGoogleのソーシャル機能、大学向けのGoogle検索リサーチプログラムなど。

 Googleの実験プロジェクトを1カ所に集めたサイトGoogle Labも閉鎖になる。

 従業員が就労時間の20%を自分の好きなプロジェクトに投入できるという有名な「20%ルール」は、継続されるという。

蛇足:オレはこう思う
今年の春にGoogle本社を訪問して社員の人とお話させていただいたんだけど、20%ルールって厳密に運用されているわけではないみたい。だれも時間を正確に測っているわけでもないし、みんながやっているわけでもなさそう。ただ仕事以外のプロジェクトを会社でやっていても就労時間の20%くらいなら大目に見てもらえる、というような感じのルールらしい。

 以前「Googleはシリコンバレーの生態系そのものだ」と表現する人がいた。無秩序にいろいろなプロジェクトが同時に進行していて、その中から突然変異的にびっくりするような大きな成功が出てくる、というような意味なんだろうと思うけど、どうやらもうそんな感じの会社ではないようだ。Apple的に特定のプロダクトにしっかりとフォーカスするというような会社にしていこうということなんだろうか。

 以前からGoogleとAppleっていろんな意味で対照的な経営方針の会社として取り上げられることが多かった。Googleはオープンだけどバラバラ、Appleはフォーカスされているけど自由度が少ない。極言すればこんなイメージ。

 どちらの経営方針がいいんだろうって議論になると、Googleのほうが最終的には勝利する優れたビジネスモデルだという評判が以前は多かったように思う。でも最近はAppleのやり方が見直されてきた、というよりApple方式のほうが優れているという意見が多くなってきているように思う。

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