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撮影後に焦点を変えられるカメラ「LYTRO」が遂に発売 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

lytro

 ピンボケ不問の革新的カメラとして大きな注目を集めている「LYTRO」が米国時間の10月19日、遂に販売を開始した。価格は記憶容量8GBのモデルが399ドル、16GBのモデル(赤のボディ)が499ドル。出荷は米国のみで2012年初頭に開始する。

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 LYTROは、シリコンバレー(MountaiView)のスタートアップが、スターフォード大で開発された「Light Field」技術を活用して開発されたカメラ。これで撮影したデジタル写真は、被写体・・・例えば人やモノ、建物などをタッチすることで焦点を切り替えられる特徴を持つ。通常のカメラではフォーカスを合わせるなどの手順が不可欠だったが、それがゴッソリ無くなり、ピンボケも発生しなくなる。

 LYTRO本体は、ボタン類が見あたらない、まさに性能に合わせた革新的フォルム。望遠鏡の様に使用するもので後部にはディスプレイが据え付けられている。内部フラッシュメモリーには16GBモデルで750枚、8GBモデルで350枚のLYTRO写真が保存できる。なお、撮影した写真の取り込みと加工に対応するのはMac用ソフトのみ。Windows版は出来次第公開するという。

ギャラリー


【関連URL】
・LYTRO
http://www.lytro.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
こういった斬新なガジェットは発売が遅れるのが常だけど、予想よりも早く発売となったのには驚いた。高めだけど、失敗皆無となると、大切なスナップ写真などに重宝しそうだ。余談だけど、昔はパソコンといえばWindowsで、こういったハードウェアの添付ソフトは断りなくWindows版のみだったが、逆転現象が起きている。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。emacs使い。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。 / VANGUARD、ソーシャルアプリ部ラボメン募集! TechWave Labs主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・詳しいプロフィールはこちら


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