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Firefoxがピンチ シェア低下、人材流出、Google契約打ち切りで【湯川】

[読了時間:2分]
 米ZDNetが人気ブラウザFirefoxの今後を憂う内容の記事を書いているので、内容を簡単に紹介したい。「Firefox faces uncertain future as Google deal apparently ends(Google
契約打ち切りでFirefoxが不透明な未来に直面)というタイトルの記事で、それによると今年はFirefoxと同ブラウザを開発・運用するモジラ財団にとって散々な年だったようだ。

 まずブラウザ市場でのFirefoxのシェアが低迷し始めている。調査会社NetMarketShareの調査によると、2009年12月には25.02%あったFirefoxの市場シェアが2011年11月には22.14%にまで低下。一方で、Googleが独自開発したブラウザChromeのシェアは4.71%から18.1%にまで上昇している。来年早々にはChromeがFirefoxを抜きそうな勢いだ。


 そういう事情もあってかFirefoxの開発速度が加速している。ただFirefox7を出した6週間後にはFirefox8をリリースするというスケジュールでは、大企業のIT部門が追いつけない。これが大企業のFirefox離れの一因になっているもよう。(関連記事:Mozilla to enterprise customers: “Drop dead”

 またFirefox開発のキーパーソンであるMike Shaver氏が9月にモジラを辞めている

 しかしなんといっても最大の痛手は、これまでモジラ財団を全面的にバックアップしていたGoogleが、パートナー契約を11月で打ち切ったこと。契約更新もしくは更改の話し合いが行われたようだが、ZDNetが12月になってモジラの広報に問い合わせてたところ、「公開できる新しい情報はない」という返事が返ってきたという。

 昨年のロイヤリティ収入の86%がGoogleからだったそうなので、これはモジラにとって相当なダメージとなりそうだ。

 この記事を書いたZDnetのEd Bott氏は「最大の収入源が打ち切りになり、マイクロソフト、Googleによる(ブラウザ市場での)攻撃を受ける中で、Firefoxが競争から脱落するのはいつになるのだろうか」と結んでいる。

蛇足:オレはこう思う

 今年9月にサンフランシスコで開催されたTechCrunch Disruptを取材したときに元TechCrunch編集長のMichael Arrington氏が「Firefoxなんて使ってるやつなんてもういないだろ」と語っていたので、少々驚いた。そうかシリコンバレーのアーリーアダプターの間ではFirefoxってあまり使われていないんだと思った。

 そういう僕もFirefoxはしばらく使っていない。ここ1年くらいは主にChromeを使っていた。サクサク動くように感じるし、複数のパソコンで使っていてもいろいろなデータが同期していて便利。あとAndroidケータイを使うようになって、ボタン1つでURLや地図をAndroidに送信できるのが便利だと思った。

 でも最近はもっぱらSafariを愛用している。特にOSがLionになってからは、全画面表示もいいし、ページの横スライド、ピンチアウトなどの使い勝手がiPadぽくって楽しいから。もちろん拡張機能ではFirefoxやChromeのほうが上なんだけど、この操作感はたまらない。

 それにしてもオープンソースって新しい時代の究極のビジネスモデルとして期待されていたのに、どうして機能しなくなったんだろう。ちょっと考えてみたい。読者のみなさんはどう思われます?

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