Windows 8 にアプリストア、HTML5で作成したコンテンツをそのままアプリ化→販売可能【増田(@maskin)真樹】

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。

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[読了時間:2分]

　米Microsoftは現地時間の12月7日、次世代Windows 8上で動作するアプリマーケット「Windows Store」を正式に発表した。開発者は、Windows 8に搭載される新ユーザーインターフェイス(UI)「Metroスタイル」で動作するアプリを開発・配布・販売をすることができる。アプリ内課金も可能。

　Windows OSは2010年の段階で世界でおよそ90%のシェアがあり、同社はWindows 8への移行を積極的に行う模様。うまく浸透すれば、巨大なアプリマーケットが形成されることになる。

巨大なWindowマーケットでHTML5アプリを販売

　Windows Storeへアプリを登録するには登録料がかかり、個人の場合は49ドル、企業の場合が99ドルとなる。有料アプリは1.49ドルから999.99ドルの範囲で値付けが可能。アプリ提供者の取り分は売上の70％で、売上が2万5000ドルを超えた場合には80％にアップする。

　アプリは、Windows 8の新UIおよびタッチインターフェイスに対応した「Metroスタイル」のアプリとしてパッケージ化した上で提供する。ユーザーは取得したアプリをパッケージ単位でインストールしたりアップデート、削除することができる。

　アプリの開発にはWindows Live IDのほか、Windows 8 Developer Preview with developer toolsが必須となる。開発言語については C++/C#/VisualBasicとXAMLの組み合わせに対応。また、HTML5とCSSをベースとしたJavaScriptにも対応するため、HTML5 and CSS3のウェブコンテンツをほとんど手を加えることなくアプリ化することも可能となる。

　同社はストア正式公開にあわせてアプリコンテスト(https://buildwindowscontest.com/)もスタートしている。

【関連URL】
・Metro style app development
http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/apps
・Previewing the Windows Store | MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/windowsstore/archive/2011/12/06/announcing-the-new-windows-store.aspx
・8 traits of great Metro style apps /buikd/windows

蛇足：僕はこう思ったッス
Windows Phoneで採用されたMetroスタイルインターフェイスは、iPhoneともAndroidとも違う斬新な感覚の操作性を持つ。ここにHTML5/JavaScriptベースのアプリが提供できるようになるということに興奮。Windowsのシェアを見れば、アプリ作家にとって大きなチャンスが目の前にどーんと現れたようなものだ。