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「ペイメント・マイスター」のiPad版発表、iOSでの決済利用シーンが拡大へ【本田】

 2012年1月12日、フライトシステムコンサルティングは、クレジットカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」のiPad版を発表した。これまでiPhone専用であった同製品は、主に外出先での利用を想定していたが、今回のiPad対応により、店舗での決済など利用シーンの拡大が見込まれる。

 今回のiPad版では、分離型と一体型の2種類の機器が紹介された。


「P25-iM」を手にする株式会社フライトシステムコンサルティング代表の片山圭一朗氏
(Photo:Masahiro Honda)


 分離型の「P25-iM」はモバイルプリンタと暗号化磁気カードリーダーの機能を持ち、iPadとはBluetoothで連携。イベント会場など出先での決済にも使いやすくなっている。iPadは初代にも対応し、iPhone、iPod Touchでの利用も可能だ。

 複合型「D-Holster for iPad」は、暗号化磁気カードリーダーの他、IC付きスマートカードリーダー(暗証番号入力装置)、NFCなども搭載。こちらはiPad2か、アダプタ経由によりiPhone、iPod Touchにも装着できる。マルチ決済(様々な決済手段が一つの端末で処理出来ること)が可能になることによって、レジ周りの操作が簡略化される。


手前の黒い箱が「P25-iM」、
奥の黒いiPadは「D-Holster for iPad」

 「D-Holster for iPad」は今後は、NFC(Felica)を用いた電子マネーの処理にも対応予定(2012年夏以降)。また同社は、iPadに対応した他社のPOSレジ用アプリに決済機能を提供することで、協業を促進させる方針である。

 これらの機器は同社が独自に日本向けに改良し、クレジットカードだけでなく銀聯カードにも対応している。発売は2月の予定。価格は「P25-iM」が59,800円、「D-Holster for iPad」が49,800円(複合型)、POS用ソフトは20,000円を予定している。

 「ペイメント・マイスター」は、東急ハンズ梅田店の飲食店などで導入実績がある他、フライトシステムコンサルティング代表の片山圭一朗氏によると、利用事例として高額商品の販売(法人向けや外商)、催事場・イベント会場などでの利用事例があるという。


「D-Holster for iPad」の裏側。ここが決済用ツールの心臓部分。

【関連リンク】
フライトシステムコンサルティングによるプレスリリース(http://www.flight.co.jp/news/2242/

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