サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

[告知]Webエンジニアに必要な技術を総ざらい―「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」【森藤大地】

[読了時間:1分]

1月27日(金)に新宿で開催されるイベント
「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」を主催する森藤さんからの寄稿です。多岐にわたる技術、常に新しくなる技術に対応し、あるいはそれ自体を創造するエンジニアの方には、常に頭が下がる思いです。(本田)

森藤大地
(@muddydixon)

クロスしないと生きていけない。
一つの技術要素だけを習得してもWebサービスは作れない。

 現代のWebエンジニアには複数の技術要素の習得し、組み合わせて活用する=クロスする=ことが求められています。「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」は、多くの技術コミュニティのトップエンジニアが集まり、単一の勉強会ではありえない複数の「技術・企業・年代」がコミュニケーションする「クロスセッション」で構成されるイベントです。このイベントに参加し、クラウド・インフラ・スマートフォン・LAMP・データマイニング・フロントエンド・次世代言語など、Webエンジニアの技術総ざらいから2012年を始めませんか。

現代のWebエンジニアには横断的な複数の技術の習得が求められている

 例えば、サービスを立ち上げる時のことを考えてみると、クラウドでサーバを借り、MongoDBを立てデータを保持し、Nodeでサーバサイドを開発し、HTMLでマークアップして、CSSで装飾やレイアウトを行い、JavaScriptでUIの部分を作りこみます。認証が必要になれば、Twitter OAuthで認証・認可を行います。サービスの改善を行うために蓄積されるログデータをRで解析します。大規模なデータに対しては、Hadoopを構築し、その上のmahoutで分析します。


 また、マルチデバイスを検討しユーザ層の拡大を目指すのであれば、iPhoneやAndroidアプリを開発します。両方を同時に開発するためにはTitaniumを利用することもします。サービスが動き始めれば、ネットワークの監視も必要ですし、エンハンスが入ればgitによるソースの管理も必要です。ドキュメントの記述も必要になります。このように日々勉強を続けることが求められます。

勉強会・コミュニティの存在

 昨今、ほとんどすべての技術にはコミュニティが立ち上がっています。コミュニティに加わり、勉強会に参加し、参加者同士で知識をシェアすることで、最初の一歩・次のステップ・よりコアな内容まで、それぞれのフェイズに仲間を作り、習得を加速することができます。

 これらの勉強会では、単一の技術について深く学ぶことは出来ますし、それは私たちWebエンジニアにとって必要なことです。しかし、1つを極める以上に複数の技術の習得が必要になっていることも事実だと思います。

クロスセッションの必要性

 技術団体の主催者たちトップエンジニアの皆さんは複数の技術を習得されていますが、それは、単一の勉強会の本論で語られることはほとんどありません。複数の技術の興味深い話が聞ける場は懇親会だったり、2次会の居酒屋でだったりです。私は勉強会での単一の技術についての深い知見を得ることと同様に、居酒屋でのトップエンジニアの皆さんによる複数の技術の交差する話を聞くことに価値を感じています。

 しかし、こういった機会はそうそうあるものではありません。こうした機会を意図的に創出できればと開催することにしたのが「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」です。

 このイベントには、40近い技術団体が参加団体として名を連ねています。これら技術団体の主催者達により通常の勉強会では聞くことのできないクロスセッションが催されます。「スマートフォン」「クラウド」「次世代LAMP(Node + Mongo + α)」「データマイニング」「フロントエンド」「次世代言語」「JavaScript」「発表方法」「人事」「企業」に加えLT、2011年総括・2012年の予測まで幅広いクロスセッションを取り揃えています。

 それぞれのスピーカーは、Android Google API Expertの安生真さん、Titanium Platform Evangelistの増井雄一郎さん、サイバーエージェントのインフラを支える桑野章弘さん、名村さん、グリーの伊藤直也さん、TokyoWebMiningの濱田晃一さん、Node.jsの篠崎さん、HTML5の白石俊平さんを始めとして、各技術団体を牽引しているトップエンジニアたちです。

 彼らのクロスセッションに参加することはもちろん、参加したエンジニア同士でローカルクロスセッションを開催していただき、交流しあい、刺激を与え合い、自分自身の中でクロスする領域を手に入れる機会になればと思います。

著者プロフィール:森藤 大地(もりふじ だいち)@muddydixon

自然言語処理・言語発達のニューラルネットワークなどの研究を行った後、ニフティ株式会社に入社。レコメンデーションエンジンの設計開発などを行ない、現在、全社的なデータ保持・解析基盤の構築・データマイニング業務に携わる。興味の赴くままにHTML5、JavaScript、Node、MongoDB、Hadoop、OpenIDなどの勉強会に参加しつつ、日々開発業務を楽しんでいます。

モバイルバージョンを終了