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博報堂DYメディアパートナーズ(博報堂DYMP)は、北米最大級の国際コンテンツ見本市「NATPE2012」(1月23日~25日、フロリダ州マイアミビーチ フォンテヌブルー・リゾート)が同社開発の位置情報系アプリを無料公式アプリに採用したと発表した。日本製のアプリが世界規模イベントの公式アプリに採用されるのは異例。
博報堂DYMPが開発したアプリは「NATPE Hunt(ナッピ ハント)」という名称で、スマートフォンにダウンロードして会場内に複数設置されている画像パターンをスタンプラリーの要領で探して回るというもの。NATPE2012は米国のテレビ業界関係者を中心に世界から5万人が集うという大型イベントで、2隻の大型客船やホテルを含む8カ所の会場で同時開催されるため、スタンプラリー的なアプリで、人の流れを作り出そうという狙い。スタンプラリーを完了した人には、AmazonのKindle fireを始め、各種プレゼントが用意されているという。
仕組み的には、見つかった画像パターンにスマートフォンのカメラをかざすだけで、その場所の画像コンテンツをスマートフォンに表示、保存できるようになっており、技術的には博報堂DYMPが開発した動画変換配信サービス「Rocket Box」と、クウジットのAR技術「KART(Koozyt AR Technology:カート)」が利用されているという。
同アプリを開発した博報堂DYMPの上路健介氏によると、昨年6月にハリウッドのルーズベルトホテルで開催されたNATPE事務局主催の「Pitch Con」(ピッチカンファレンス)に同氏が挑戦。Pitch Conは、テレビ業界の「マネーの虎」的なイベントだそうで、そこでテレビ映像と、位置情報系技術、画像認識AR技術を掛け合わせる事例のプレゼンテーションを行ったところ高い評価を受け、公式アプリの開発を依頼されたという。
公式アプリのロゴは各種パンフレットや配布資料に掲載されるため、米国での博報堂DYMPのプロモーション効果が期待できそうだ。