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上場申請書で明らかになったFacebookの収益構造 上場後の戦略はどうなる?【湯川】

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 米ブログメディアSplatFは、Facebookの上場申請書を基に同社の収益構造に関する情報をまとめた。それによるとFacebookの2011年の売り上げの85%を広告収入から、15%を手数料収入から得ていることが分かった。

 the Atlanticによると、Facebookはアクティブユーザー一人当たり4ドル39セントの売り上げを得ている計算になる。the Atlanticは、ユーザー数が今後30億人になったとしても、一人当たりの売り上げがこの程度では、噂されているような1000億ドルの評価額には値しないとしており、今後はより多くの広告を掲載するか、手数料収入の増加に努めざるを得なくなるだろうと分析している。

蛇足:オレはこう思う

 FacebookのCEOのZuckerburg氏は、Facebookを広告まみれにしたくないと語っているようなので、今後はそれ以外の収益源を模索するしかない。そうなると手数料収入、もしくはFacebookとデータ連携するサイトやアプリへ広告を配信するという事業に乗り出す可能性がある。

 2010年11月のインタビューでもZuckerburg氏はFacebookの今後の主な収益源が仮想通貨Facebookポイント(英語ではFacebook Credits)になるであろうと話している。また将来的には、ウェブ上に広がったFacebookと他社サイトの連携のネットワークを通じて広告配信ビジネスに乗り出す可能性についても否定していない。(Facebookの収益源は仮想通貨に、将来の広告配信も否定せず=Zuckerberg氏【湯川】

 多分、ウェブの広告配信と仮想通貨という2つのインフラを手中に収めるために、Facebookは動き出すんだろうなあ。

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