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「iTunes in the Cloud」が日本でもサービス開始 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:1分]

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 iCloudのスタートと共に欧米でサービスを開始していた「iTunes in the Cloud」が突如として日本でサービスを開始した。ソフトウェアのアップデート等の必要はなく、PC側でiTunesの設定→Store→自動ダウンロードの設定から「ミュージック」を選択、iOS端末側でiCloudをONにした上で設定→Store→自動的ダウンロードで同じように「ミュージック」を選択すれば利用できる。

 「iTunes in the Cloud」は、iTunes Storeで楽曲を購入すると自動で各iCloud連携端末にダウンロードされるもので、過去にiTunesで購入した楽曲をクラウド経由でアクセスすることがでるようになる。

テレビ連動コンテンツ、しかし詳細はまだ




 機能をONにすると、Storeの「購入済み」の中に「ミュージック」が追加され、そこで過去にiTunesで購入した楽曲が一覧表示される。また「コンピュータ/iPhoneに無いアイテム」を選択すると、端末にダウンロードされていない楽曲が表示され、再生またはダウンロードをすることができる。

 iOS端末(iPhone/iPad)からはWi-Fiのみならず3G回線でも利用できる。ダウンロードできてない楽曲をオンラインで再生することもできるため、保存領域が少ない端末でもクラウドの恩恵を受けられる仕組みだ。

 ダウンロード連携が利用できるのは、同一のApple IDでログインしている端末のみ。iTunes Storeで購入したもの以外は利用できない。

【関連URL】
・アップル – iCloud – あなたのすべての音楽を、すべてのデバイスに。
http://www.apple.com/jp/icloud/features/

蛇足:僕はこう思ったッス
欧米では高機能版サービス「Music Match」(年会費24ドル99セント)が大ブレークしている。これは「iTunes in the Cloud」の仕組みをさらに高度化し、iTunesに保存されている楽曲すべてを高品質の楽曲ファイルに置き換えて、クラウドからダウンロードできるようにしてくれるというもの。今回のサイレントスタートは、「Music Match」そしてクラウド音楽市場形成競争の前哨戦となるのだろうか。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは各種イベント、創出支援、スタートアップ支援に注力。メール等お待ちしております!
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