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iPad2 専用「Photoshop Touch」の完成度がハンパ無い件について 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:2分]

 画像加工ソフトといえば「フォトショップ(Photoshop)」を知らない人はいないだろう。プロも使いこなす高度な機能は、ハイスペックなマシンでないと・・・と思いきや、なんとiPadでも利用できるようになった。

 その名も「Photoshop Touch」 App StoreでiPad専用アプリとして850円で販売されている。これまでもフォトショップの簡易版アプリとしてiOS用の「Photoshop Express」が無料でリリースされていたが、それとは似て非なるものという印象だ。

 というのもフォトショップでは定番の「背景の切り抜き」や「レイヤー」といった機能が搭載されており、一通りの画像加工が指でできてしまうのだ。

解像度に制限はあれどツールは本家並




 フォトショップ本家(PC用アプリケーション版)の全ての機能が搭載されているわけではないが、iPad2で使用できる限りの機能が詰め込まれている印象。特に選択ツールの直感的操作感やその完成度は高く、フォトショップをある程度使用したことがある人なら満足できるのではないだろうか。ただ、解像度は1600 x 1600ピクセルに限定されるなど、印刷物などを制作するプロ向けというより、おそらくFacebookなどでのシェアに重点を置いたデザインとなっている点は留意しておきたい。


 とはいえ「Adobe Creative Cloud」にも対応しており、そこから本家フォトショップで開くことができるので、ラフ作り(本制作前のおおまかなデザイン)などには使えるかもしれない。

【関連URL】
・「Photoshop Touch」 | App Store
http://itunes.apple.com/
・Adobe Photoshop Touch | The new tablet app for creative photo editing
http://www.adobe.com/products/photoshop-touch.html

蛇足:僕はこう思ったッス
写真の加工やちょっとしたバナー画像の制作なら十分使えると感じたが、プロの人などはどうだろう。北米の人などの反応を見ている限り解像度意外は評価されているようようだ。何より指で加工ができるというのが嬉しい。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは各種イベント、創出支援、スタートアップ支援に注力。メール等お待ちしております!
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