「The Box」ー JavaScriptとCSS3を使った超絶デモ 【増田(@maskin)真樹】

[読了時間:2分]

　現行ブラウザで3D表現を可能にするJavaScriptライブラリ「Sprite3D.js」とCSS3の3Dトランスフォーム機能を使ったデモが話題となっている。ダンボールの上に置かれた紙の牛や風車、そして雲や太陽が3Dアニメーションで表現されている。とはいえ、平面的な画像素材を使ったもので、Sprite3D.jsによる動きのあるインタラクティブな作品に仕立て上げているものだ。

2012年はJavaScript主義となる

　開発したのはベルギーのインタラクションデザイナーBoblemarin氏。シリコンバレーではもちろん、ベルギーやドイツ、フランスのインタラクション作品でJavaScriptベースなのはもはや常識。Ajaxブームからの流れというよりは、Flash代替という色が強いようだ。

【関連URL】
・The Box | Demo Studio | Mozilla Developer Network
https://developer.mozilla.org/fr/demos/detail/the-box/launch
・現行ブラウザで高度な3D表現を実現するJavaScriptライブラリ「Sprite3D.js」
http://techwave.jp/archives/51690295.html

蛇足：僕はこう思ったッス
斬新なウェブ体験にJavaScriptライブラリは欠かせなくなっている。シリコンバレーではライブラリの開発とUI/UXデザインは切っても切り離せない潮流になっているが、日本はまだまだという印象。画像オンリー、動画オンリーはもう過去の遺産であり、もちろんその価値は認めるのだけど、時代に適した媒介を創造し続ける流れだけは止めてはいけないように思える。