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Google Mapsで「屋内地図」登録可能に【増田(@maskin)真樹】


[読了時間: 1分]

 Androidアプリ「Google Maps」用機能として2011年11月30日にサービスインした「floorplans」。Google Maps内に屋内地図を表示できるサービスとして、事前に登録した特定の建造物にしか対応していなかったが、ユーザーが屋内地図を登録できるようになった。

誰でも屋内地図の投稿が可能、当然権利の確認は必要だが




 登録の手順は「地図上で建物の位置を確認」→「建物の基本構造と入力」→「構内図データをアップロード」→「位置合わせ」→「最終確認」という流れ。構内図はその公開権利を持っている人からの確認が必要となる。

 地図を登録してどうなるの? という疑問もあると思うが、多数テナントを抱える巨大ビルの場合(交渉などが大変そうだが)うまく動作すれば、案内所のコストを削減できる可能性がある。特に高層ビルが多い東京などの都市では緯度経度のみのGPSが動作してもお店が特定できない等の問題があり、いまいちO2O(オンラインサービスと現実生活の連携)の先が見えない状態だけに、位置確認の精度向上を含め期待されるところだ。

【関連URL】
・floorplans
https://maps.google.com/help/maps/floorplans/
・Google Map 屋内地図が米と日本でスタート【湯川】
http://techwave.jp/archives/51716273.html

蛇足:僕はこう思ったッス
屋内GPSとしてはIMESなどが脚光を浴びているが、Google Maps floormapsではWi-Fiおよび3G基地局からのデータなどを複数の要素を取り込み精度を上げているようだ。新技術も期待できるが普及までの時間を考えるとこの段階で屋内GPS機能を実装しサービスインしたGoogleの決断は正しいのかもしれない。カウンターサービス登場を望む。この分野は日本のネット界を確実に活性化するはずだ。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは創出支援に注力し目利きとして定評が生まれつつある。夢は映画作り (宇都宮市在住)
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・Twitter @maskin・詳しいプロフィールはこちら


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