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米Facebookの開発者向け公式ブログは、Facebookが世界9都市で開催したモバイル開発者向けイベントFacebook Moible Hackを総括したエントリーを掲載、その中で株式会社フォリフ(熊谷 祐二代表取締役)のソーシャルゲームCorollin’ Planetを大きく取り上げた。
このイベントはFacebookが過去2ヶ月に渡ってニューヨーク、ボストン、ストックホルム、テルアビブ、香港、シンガポール、ソウル、東京で開催したもので、のべ2000人以上が参加し、200以上の開発プロジェクトが提出された。公式ブログはその中でも「より興味深かったハックプロジェクト」して4件を選出。その中に株式会社フォリフのゲームCorolin’ Planetも選ばれた。
Corolin’ PlanetはスマートフォンにHTML5で開発されたカジュアルなアクションゲーム。アルマジロのアル王子を転がしてゴルフのホールのような穴に入れるゲームで、転がすときの微妙な力加減と、バックスピンとトップスピンの組み合わせが大事になるという。東京のMobile Hackに参加した株式会社フォリフのチームは、このゲームにFacebook上のユーザーの人間関係データを取り込むように改良。なかなかクリアできないステージの攻略法を、既にクリアした友人の成功例を動画的に再現することで参考にできるようにした。
実際には友人の攻略方法が録画されているのではなく、どういう軌道で、どういう力加減でアル王子が転がされたかという友人の成功例のログデータを基に、Javaスクリプトで再現される仕組みになっている。
東京のMoblile Hackeにサプライズで参加したFacebookのCEO、Mark Zuckerburg氏もCorollin’ Planetをプレイし、「(攻略するのは)結構難しいね」と感想を述べたり、「(攻略法再現の仕組みが)非常におもしろい」と絶賛したという。
公式ブログではCorollin’ Planetのほか、テルアビブでのモバイルプロジェクト2件、ソウルでの1件の計4件が紹介された。
東京のMobile HackではCorollin’ PlanetがBest Mobile Social Game賞を受賞。東京での全体の最優秀賞Best Overall賞は、WishScopeが受賞した。
東京のイベントには事前のお知らせなくZuckerburg氏が参加。一般参加者を驚かせた。
この友達の履歴を見て、攻略方法を学べるというところが絶妙。友達に「どう攻略したの?」って聞くのって、うざがられそうで聞きづらい。
でも履歴を参考にさせてもらって、そのあとに「参考にさせてもらった。ありがと!」とメッセージを送れば、友達を煩わせることなくコミュニケーションが成立する。Facebookの人間関係データの上手な使い方だと思う。そこが評価されたポイントじゃないだろうか。