「TEDxUTokyo」、5月20日に東京大学で開催。18人のスピーカーが未来を語る。【三橋ゆか里】

［読了時間：1分］

三橋ゆか里
（@yukari77）

プレゼンテーションが勉強になる！と有名なTED（Technology, Entertainment, Design）。現在NHKでも「スーパープレゼンテーション」という番組が放送されているほど。政界からアート業界まで幅広い分野で活躍する第一人者を筆頭に、世界各地でTEDxと呼ばれるコミュニティが発足してる。900本を超える過去のTEDのプレゼンテーションは要チェック。

ハーバード大学やイエール大学でも開催されたTEDxが、「TEDxUTokyo」と題して5月20日に東京大学で初めて開催されます。日本の大学での開催は今回が初めて。テーマは、“Orchestrate Your Visions” ー10年後の未来を共に描こうー。スピーカーやオーディエンスを含む参加者それぞれの未来へのビジョンを楽器の音に見立て、TEDxUTokyoを通しそれらを単純和としてではなく、オーケストラのように全体として大きな意味を持たせたいという想いが込められているんだそう。

スピーカーは全18名。以下に一部のスピーカーを紹介しますが、TEDxUTokyoのスピーカー一覧もご覧あれ。女性スピーカーが多いのが素敵。

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・二宮綾野 （バイオリニスト）
「What Music Gives Us」
香川県で生まれ、1歳よりアメリカに渡る。その後ハーバード、ジュリアード音楽院、そしてブダペストのリスト音楽院で学び、ウォルター・W・ナウムバーグ国際ヴァイオリン・コンクールでは準優勝を飾った。ソロやオーケストラ、室内楽団等世界中で様々な形の演奏活動を行う。その傍ら学校の子供達へのバイオリン指導や数々のチャリティーコンサートでの演奏をはじめ社会活動にも熱意をもって取り組んでいる。今回、TEDxUTokyoの舞台ではライブパフォーマンスを交えながら、ライブミュージックとレコーディングそれぞれの価値、そして音楽の意味や価値を改めて語る。

・御手洗 瑞子（元ブータン首相フェロー）
「ブータン人はなぜ幸せなのか」
McKinsey & Companyを経て、2010年9月から2011年9月までブータン政府首相フェローとしてブータンの観光業の振興などに貢献する。「幸せの国」と呼ばれるブータンでの経験やそこから考えたことを綴った著書『ブータン、これでいいのだ』は、ブータンの実情が生き生きと描かれている。どんな時でも「まぁ、いいんじゃない」と気軽に構える強さを持つブータン人。そんな彼らと触れ合ってきた彼女が語る、新しい「幸せ」の可能性とは。

・玉城絵美（東京大学大学院総合文化研究科特任研究員）
「彼女の手から生み出される知性とは一体!?手、創造」」
「TIME誌が選んだ世界の発明50」に選出された”PosessedHand”、その研究開発者である彼女は「手」を「知性」だと考える。PossessedHandとは、腕に巻いたベルトから前腕の筋肉に電気刺激を与え、コンピュータからの信号でヒトの手の動きを制御する装置と技術のことである。楽器演奏や難解な機械操作をPossessedHandが提示する手の動きで補助出来る。今回のトークで手と知性の可能性を、手を持つ人類の未来への可能性を共有する。
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当日のオーディエンスは事前応募で決定されます。申し込みは以下のフォームから。応募で漏れてしまった人も、イベントの様子はUSTREAMで日本語・英語でライブ動画配信されるのでご心配なく。また、TEDxUTokyo CONNECTと題した観戦パーティを世界各地で予定。シンガポール大学、フィリピン大学、大阪での開催が決定しているそう。

■申し込みフォーム（※応募締切締切: 2012/5/12 23:59）
https://www.surveymonkey.com/s/TEDxUTokyo-audience-application-form

【ウェブサイト】http://www.tedxutokyo.com
【日 時】 2012年5月20日(日)9:30開場、10:00開始、18:00終了
【場 所】 本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター
【主 催】 TEDxUTokyo （東京大学学生有志）
【費 用】 学生 2000円　一般 5000円

スタンフォード大学が中心となってシリコンバレーが形成されたように、産業界と大学の連携を志し、イノベーションを生み出す永続的なコミュニティとなることを目指す「TEDxUTokyo」。今後も毎月・隔月などのペースで継続的にワークショップや講演会などのイベントを行っていく予定。その記念すべき一回目のイベント「TEDxUTokyo 2012」を皆さんお楽しみに。