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Y Combinator や 500 Startups といった有名インキュベーター(投資育成事業者)の支援を受けている北米シリコンバレー所在のスタートアップHighlightCam社のアプリ「HighCam(ハイカム)」の日本ローカライズ版が遂に登場した。
「HighCam」は、スマートフォン上で動画の編集を可能にするアプリ。複数の動画素材を指定し、演出タイプやBGMを設定するとあとは自動で1本の動画に編集してくれるというもの。
単に繋ぎ合わせるだけではなく、素材の動きや人物の表情などから見どころを判断し、演出に合わせてくれるという技術力が売りのアプリだ。
本日6月1日にAndroid対応版がGoogle PLAYからダウンロード可能になっている。iPhone版は開発中。なお、NTTドコモの夏モデルXi端末全機種にプリインストールされることも決定している。
映像の重要ポイントを認識
HighlightCamは、MITにて2年間顔認識技術を応用したビデオ編集アルゴリズムを研究していたMichael J.T. O’Kelly氏が、共同ファウンダーとして元Fiddle CEOのRobert Neivert 氏と2009年に創業したスタートアップ。日本版提供にあたりハイカムジャパンが設立されている。
映像素材は、サーバー側に送信された後、顔や全体の動き、音声などを認識し、自動でピックアップした上でダイジェスト動画を自動重要な部分(顔、動き、サウンド等)をサーバー側エンジンで認識した後、重要な部分をピックアップして自動でダイジェスト動画を作る仕組み。
回線速度なども影響するが、送信から完成まで約10分程度で動画が完成する。完成した動画に字幕を付けることも可能だ。
ハイカムは無料で使用できるが、¥350/月または¥2,500/年のプレミアムプランを利用することで、30秒までの制限が無制限になるほか、HD動画の編集機能などが使えるようになる。
ベーシックプラン | プレミアムプラン | |
利用料金 | 無料 | ¥350/月または¥2,500/年 |
作成できるムービーの長さ | 最大30秒 | 自由に設定可能 |
作成できるムービーの画質 | 低画質のみ | 高画質(HD)を選択可能 |
広告エンドロール | 有り | 無 |
演出エフェクト/テンプレート | 一部のみ利用可能 | 全て利用可能 |
デスクトップアプローダー(※) | 利用不可 | 利用可能 |
ムービーストレージ | 最大2GBまで | 最大3GB、かつ素材動画を保存可能 |
ムービーの優先的な生成 | 無 | 優先的にムービーを生成 |
サポート | 通常サポート | 優先サポート |
【関連URL】
・HighCam(ハイカム)アプリ
http://www.highcam.jp/
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。個人テーマは「ビットxアトム」