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三橋ゆか里
(@yukari77)
お気に入りのアイテムは毎週、毎月変わっていくもの。そう、おしゃれ好きのクロゼットは短いスパンで更新されていく。ファッション業界の先端をいくテイストメーカーはそのクロゼットの中身を売ることができて、そんな彼女たちに憧れるおしゃれさんたちはそれを購入できる。人のクロゼットがマーケットプレイスに早変わりしちゃうのです。日本へも発送してくれるから、日本にいながらにしてファッションの発信地NYでお買い物ができる。
ファッション好きな18-35歳の女性の最近のトレンドは、ファッションブログ、InstagramやPinterest、Tumblrなどを活用して自分のスタイルをネットで紹介し、フォロワーなどとコミュニケーションをとること。そんな彼女たちの”humble bragging”(謙虚なプチ自慢)を行う場所に、Material Wrldが新たに加わる。
Material Wrldでクロゼットを紹介する利用者(セラー)は、クロゼットページのデザインをカスタマイズしたり、お気に入りのアイテムをワンクリックで売りにだしたりできる。また注文が入ったアイテムの発送作業を手間をなくすため、切手付き住所ラベルやパッケージの移送サービスなども提供。今後は、個人のお気に入りアイテムにビッドを入れる機能や、自分の好きなスタイルの相手を探しやすくするグループ機能等を追加していく予定だそう。
ニューヨーク発のMaterial Wrldのファウンダーは、ハーバードビジネススクールで出会ったJie Zheng(@jie_zheng)さんと矢野莉恵(@rieglobe)さん。彼女たちはJ.Crew、Coach、Ralph Laurenといったファションブランドで働いた経験を持つ。
「買い物好きなJieと私にとってNYの小さいアパートのクローゼットスペースは狭過ぎて、処分するにはもったいない高価な洋服の行き場がなかったんです。洋服のライフサイクルは短いけれど、需要と供給をマッチングすれば、より多くの人たちが素敵なファッションを嬉しい価格で楽しむことが出来ると思い、Material Wrldを立ち上げました。」
新しい洋服を購入することは簡単なのに、着なくなった高価な洋服を処分する容易が方法がない、というショッピング好きが抱える課題を解決し、ユーズド・ファッション、そして広いファッション業界にイノベーションを起こせるのか。スタートアップ、ファッション業界、女性起業家とあらゆる方面から期待が集まるMaterial Wrldのこれからに注目していきたい。
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