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三橋ゆか里
(@yukari77)
先日リニューアルしたばかりの、社会の問題をアイディアで解決するサービス「Blabo!」が、街のモヤモヤをアイデアでスッキリさせる「SUKKIRING PROJECT」(スッキリングプロジェクト)を始動します。
今年のテーマのひとつに「街づくり」を掲げるBlabo!。これまで三井不動産レジデンシャルやNPOと共に、生活者との供創による街づくりを行ってきた。これからの街を形にすることが大切な一方で、現状の街には解決すべき問題がたくさんある。例えば、誰も使わない街の掲示板、ガムや煙草の吸い殻などのポイ捨て、台風の翌日に散乱する壊れた傘、野放しに駐車される自転車。
スッキリングプロジェクトは、そんな社会のモヤモヤをアイデアでスッキリ解決しちゃおうという取り組み。Blabo! の他に、街のポイ捨てをなくすための活動を10年続ける「greenbird」、傘のリサイクルを促進させる「シブカサ」、違法駐輪問題に取り組む「b-cycle」、そしてその活動に共感しガムのポイ捨て問題に取り組む「ロッテ」が参画。green birdは原宿表参道発のNPO法人で、発足は2003年、昨年度は35拠点で2万人がそのプロジェクトに参加したそう。「お口の恋人」のフレーズでお馴染みのロッテは、新宿区での社員のゴミ清掃活動、ガムのポイ捨てを防止するための捨て紙の開発など、普段からゴミ問題などに積極的に取り組んでる。
Blabo! は生まれて3年目のスタートアップだけれど、三井不動産レジデンシャル、ガリバー、ロッテをはじめとした大企業とタッグを組んで大きなプロジェクトを生み出してる。この点について、Blabo!のCEOである坂田直樹さんに聞いてみると、
「消費者やユーザとのCo-Creation(コクリエーション)は多くの企業にとって未知の領域です。Blabo! は大型店舗開発、街づくり、復興支援など20以上の様々な領域でのコクリエーションプロジェクトを経験し、アイデアをカタチにしていきました。そうして培った経験や暗黙知的なノウハウ部分が活きています。
また、Blabo!は生活者との対話、アイデアを生み出すために最適化されたプラットフォーム。そこに集まるユーザは、金銭的な動機ではなく社会の問題を解決することや、前向きなプロジェクトをアイデアで応援することが好きな方々です。そんな要素の掛け合わせで、コクリエーションならBlabo!と思ってもらえていることが大きいです。ユーザとの関係も企業との関係も同じで、長い時間をかけて粛々と信頼を貯金していくことだと思います。」
アイデアでプロジェクトを加速させる、「世界一アイデアが生まれる場所をつくりたい」。そんなBlabo!がまず目指すのは、ライフネット生命が10万人に愛されるブランドをつくることを目標にしてきたように、10万人のアクティブユーザがいる状態をつくること。
「1,000万人いるプラットフォームもすごいと思いますが、アイデアは質が重要。その源泉となる健全なアイデアパートナーの生態系としては、まずは10万人くらいかなと思っています。」
皆さんも今年のハロウィンはぜひ表参道に立ち寄ってみて。でもまずその前に、街のモヤモヤをスッキリさせるアイデアをBlabo!に投稿してみましょ。わたしは思わず包みたくなるガムの捨て紙のアイデアを投稿してみたよ。実現したら楽しいな。
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