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紙と同じようにモギれる次世代電子クーポンアプリ「moggy」で、クーポンの使い損ね知らずに【三橋ゆか里】

[読了時間:1分]

新しくリリースされた電子チケット、クーポンのウォレット「moggy」を三橋ゆか里さんが取材してくれました。

三橋ゆか里
(@yukari77)

靴のヒールを直した時にもらったクーポン、コーヒー一杯無料のクーポンなどなど、みんなのお財布にも1枚か2枚はクーポンが入っているのでは?でもただ入れっぱなしになっていて、結局有効期限が過ぎているのに気がついて捨てるハメに。そんなもったいないを無くして、さらに便利にしてくれちゃうのが昨日リリースされたばかりの「moggy」。

moggyは電子クーポンやチケットを一元管理できちゃうモバイルアプリ。今はiPhoneアプリのみで、近日中にAndroid版もリリースされる。今までお財布に入れていた紙のチケットを、全部moggyのアプリに入れて管理できちゃう。クーポンを使うユーザは、まずmoggyのアプリをダウンロード。メールアドレスもしくはTwitter、Facebookで登録を済ませたら、アプリのRecommendのクーポンをチェック。今後は企業のウェブサイトにも、クーポンを「moggiに送る」ボタンが設置されていく予定。クリックして送ると、それがmoggyのアプリで取得できる。


コラーゲン鍋と半熟カステラが人気の「ハレノヒ」や、コワーキングスペースの「Co-ba」、西麻布の「VERANDA」など7店舗がmoggyに参加してる。いま使えるクーポンを見たければ、moggyのアプリのRecommendを見てみてね。また、有効期限が近いクーポンのリマインドをしてくれたり、現在地付近にクーポンが使えるお店がある場合も通知してくれる。これなら使い損ねずにクーポン上手になれるかも。

moggyの魅力のひとつは、紙のクーポンを使うときの感覚をアプリで表現していること。まるで紙をもぎるみたいに、点線の下に指をそえてスライドさせるとピリピリっとやぶれるの。電子チケットをもぎることでクーポンが使用されたことになる。わたしがすごく好きなファッション系のサービスに「StyleSaint」があるのだけれど、このウェブサイトもまた雑誌を切り抜きする感覚を上手くデザインしていて、moggyに通じるものがある。人が慣れてる紙やモノの感覚を、ウェブで忠実に再現することって大事。

moggyに参加するお店は、専用管理画面にクーポン用の写真や有効期限などの情報を登録してウェブサイトに埋め込むタグを発行。それをサイトに埋め込むだけ。チケットの使用なんかをリアルタイムに把握することができちゃう。インターネット上の管理システムと同期するから、QRコードやNFCの専用読み取り端末を導入するコストもかからない。オペレーションも、紙のクーポンと同じもので済むから楽チン。ユーザがクーポンをmoggyに取得すると課金される仕組みだそう。3タイプの月額アカウントについてはmoggy.inをご覧あれ。今moggyに申し込んだ企業は、11月末まで無料で使えるキャンペーンも実施中。

今回お話を聞いたのは、モギー株式会社の代表取締役の佐藤悠太さん。電子チケットクーポンが流行らなかった大きな理由のひとつは、専用端末などの初期導入があったから、と話す。iPhoneのPassbookもあるけれど、moggyはiPhoneにもAndroidにも対応してるので期待できそう。ユーザがFacebookやTwitterでログインすれば、お店のプロモーションにも使えるしね。

クーポンは一度もぎってしまうともう使えないのでご注意を。さっそくハレノヒでもぎってみようかしら。

【スタッフブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。2011年1月15日に公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修をさせていただきました。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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