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米調査会社IHS iSuppliは、スマートフォンが2013年には世界携帯電話市場(出荷台数ベース)の過半数を超えるという予測を発表した。(2012年8月28日付けの発表文)
同社は、携帯電話をスマートフォン、フィーチャーフォン、低価格端末の3種類に分類しており、2013年にはスマートフォンの割合が全体の54%に達するだろうと予測した。昨年の同社調査では、スマートフォンが50%を超えるのは2015年と予測していたが、急速なスマートフォンの普及を背景に50%超えの時期を2年も前倒しにしたことになる。
今年の予測では2012年のスマートフォンの割合は35%(予測)、2012年は35%となっている。
予測を修正した理由について同社では、「過去12ヶ月でスマートフォンの価格が低下し、多くのバラエティのモデルが登場した。ローエンドのスマートフォンはアジア太平洋地域で、ミッドレンジ・ハイエンドモデルは欧米で売上台数を伸ばしたため」と説明している。
またローエンドのスマートフォンは、2016年にはスマートフォン全体の43%に達するとしている。
昨日のあれ?日本って実はスマホ利用先進国じゃなかったの?Flurry最新調査から【湯川】という記事に続いて、スマホの市場予測。
なぜ僕がスマホの動向に関心があるのかというと、スマホが「一人に一台」というパソコンが達成できなかった状況を達成しそうだから。そうなったときに社会やビジネスがどう変化するのかに興味があるから。
昨日の記事に対して、「日本のガラケーは高性能で十分にスマートフォンだ」という反応があったけど、別に日本のガラケーの技術レベルをどうこう言ってるわけじゃない。大事なのはiOS、AndroidというOSが乗っているということ。パソコンにWindowsというデファクトスタンダードOSが乗ったことでアプリケーションが次々と登場しパソコン利用が一気に広まってビジネスや社会が大きく変化したように、iOS、AndroidというデファクトスタンダードOSを搭載したスマートフォンが普及することでビジネスや社会に大きな変化が訪れるのではないか、と思うからだ。
さてこの予測が正しくて世界市場でスマートフォンのシェアが半数を超えるとなるとどうなるのか。ハイエンド市場とローエンド市場がほぼ50:50の状況になる中で、どこを狙っていくべきか。いろいろと考えないといけないことが多い。実際に世界を狙っている人たちと今度議論してみたいと思う。