サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

VOYAGE GROUPが新メディア「瞬刊!リサーチNEWS」をスタート、編集長は中川淳一郎氏 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 VOYAGE GROUPは2012年9月10日、新しいメディア「瞬刊!リサーチNEWS」の前日お披露目会を行った。サービスは9月11日にスタート

 「瞬刊!リサーチNEWS」は、話題になっている旬な出来事やトピックに対し、調査サービスを利用して人々がどう思っているかを調べてニュース記事として配信するという仕組みで運営される。メディア運営にVOYAGE GROUP、リアルタイム調査にVOYAGE GROUPの100%子会社である「Research Pannel」、編集長に中川淳一郎氏が就任する。

隠れた世論をリアルタイムで浮き彫りにするメディア




 「瞬刊!リサーチNEWS」の調査パネルは、会員数15万人超のReasearch Pannelのプラットフォームを使用する。この調査パネルでは21時間で16万回答を得られる力があり、最速で10分1000回答を得る実績がある。

 記事トピックは、編集長の中川淳一郎氏が中心となり、ニュース編集の経験を活かしながら選定。パネルに調査をかけ、実際に20分程度で記事にする。調査を10分で終了すれば、最短で30分で記事が配信される仕組み。最短だけでなく、うまくタイミングをつかんだメディア運営を実践したい考え。

左:VOYAGE GROUP 椿奈緒子氏、右:中川淳一郎氏

 「瞬刊!リサーチNEWS」編集部は、回答データだけでなく、回答者の属性を含めながら閲覧できるため、ビッグデータに含まれた様々な事件をも抽出することができる。うまく旬の話題を取り組むことで「生放送に近い、リアルタイム調査ニュースとなる」とVOYAGE GROUPの椿奈緒子氏は説明する。

 「瞬刊!リサーチNEWS」は明日9月11日にスタート。広告収入をメインの収益源とし、2013年3月末までに月間訪問数3000万人を目指す。

【中川淳一郎編集長】
1973年生まれ。2001年博報堂入社、企業PRを担当するCC局(コーポレートコミュニケーション局)配属。2001年退社後、フリーライター、テレビブロス編集者を経て2006年からネットニュース編集者に。現在14媒体の編集にかかわる。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)等。

 発表会の後、二部として山本一郎氏×田端信太郎×中川淳一郎氏らのトークセッション『ネットで「情報起点」になる方法・ネットの「速報」が果たす役割』が行なわれる。本模様はUstreamでも生中継される。URLは http://www.ustream.tv/channel/shunkanrnews



Streaming live video by Ustream

【関連URL】
・VOYAGE GROUP×中川淳一郎編集長、リアルタイム調査ニュース「瞬刊!リサーチNEWS」を開設http://voyagegroup.com/news/press/2012/463/

・USTREAM: 瞬刊!リサーチNEWS創刊記者会見: 「瞬刊!リサーチNEWS」の公式Ustreamです
http://www.ustream.tv/channel/shunkanrnews
・公式ソーシャルメディア
http://twitter.com/shunkanrnews
http://facebook.com/shunkanrnews
http://youtube.com/user/shunkanrnews

蛇足:僕はこう思ったッス
僕自身、某大手携帯キャリアのニュース編集をやっていた経験で申しあげると、ニュースにとって読者が最も欲っされるのは「鮮度」であると断言できる。旬であるのはもちろん、データの中の隠れた事実が発掘された瞬刊に人々はニュースの価値を感じるのだ。データベースを武器としたメディアはこれまでもあったが、10分1000回答というパワーと、ネットメディアに強い中川氏の手腕がどんな新潮流を生み出すのか期待される。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・音楽・表現・ミディアム・子ども・日本・世界・共感。
メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・Twitter @maskincoffee-meeting | facebook 詳しいプロフィールはこちら


モバイルバージョンを終了