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自分らしく意義のある仕事で生計を立てる TechWave塾12期生募集

[読了時間:3分]


片山 啓吾

昨今、一部の著名人たちを中心に、収入が低くても生きていける、お金は不要だという風潮がある。
でも収入が低いのでは、家庭の維持も、愛すべき子どもたちへの教育費の捻出もままならない。親の老後にどう対処すればいいのだろう。
果たして、所得を最小限にして生きていくことは幸せなのだろうか。
「家族も一緒になって幸せな人生を送るにはどうしたらよいのだろうか」

大企業に就職すれば安泰。
しかし、大企業にいても安泰であることを前提とした人生設計は終焉を告げた。
いつ、どこでハシゴを外されるか分からない時代になっている。
「はたしてこのまま働き続けることが正解なのだろうか」「もっと自分らしく生きていけないだろうか」

私は声を大にして言いたい。
「既存路線と異なる、新たな時代を見据えた自分の人生をコントロールする選択肢もあるじゃないか」と。


国内では少子高齢が急激に進み、生産年齢人口が急激に減少し、高齢化社会となる。
高い税率にともない、将来への不安を抱える現役世代。消費を最小限にとどめ、将来への備えを優先する。
中国では人口政策の影響か今後約10年で中国の「人口ボーナス」が終わり以降生産年齢人口が減少。
およそ15年後からは人口減少傾向となり、日本と同じ構図をたどる状況となる。
経済の成長は中国から南、東南アジアの時代へ。

アジア、特にインドネシアやインドなどでは、生産年齢人口が大きな消費をまかなう。
しかし、中国と違うのは、インドのグラミン銀行に象徴されるように、社会の問題を解決することで大きなビジネスに繋げるという流れがあること。

では、お先真っ暗とも言わんばかりの日本は今後どのような道のりを描くのだろうか。
果たしてお先は真っ暗なのだろうか。このまま閉塞感漂う社会状況のまま10年後も変わらずお先真っ暗なのだろうか。

いや、ちがう。
物事は捉えようだ。
私はこの日本の状況に未来へのチャンスを見ている。

日本は世界の最先端にいる。
少子高齢化、地方人口の減少、消費・所得の減少、モノ余り。
これらの問題が今後更に深刻化しうるからこそ、これらに対する問題解決そのものが事業化することができ、それはこれまで事業化し得なかった新しい価値観だ。

一方、情報インフラの面を見ると、国民の多くがスマートフォンを利用してコミュニケーションを取り、情報を得て生活している。
これは過去10年前と比べ情報伝達が圧倒的にし易くなり、人々の共感や賛同を得たことは瞬時に知られ広がるということを意味している。

まさに事業を興すにまたとない機会といえるのではないだろうか。

ものは捉えよう、考えよう。
悲観するのも自分自身だが、これをチャンスと捉えるのも自分自身。
自身の問題意識や思いを軸にこれを事業化し、生涯の仕事・ミッションとすることこそが、人生を自分自身に引きつけ人生をコントロールする最良の方法となるのではないだろうか。

これから国内で起こる社会の変動、価値観の変動。それらの問題への処方箋。
それは「自身の問題意識や思いを軸に、自分自身の自然体・自分軸で事業を成すこと」。
いま吹き荒れる国内の社会的な問題やニーズに対して、個人として、事業として、企業として向き合い、これを解決するための方策を事業という形で実行すること。

では、その問題意識、社会の問題をどう捉えたらよいのか。
捉えたとしても、その事業をどう組みたて、どう実施していけばよいのか。

その学びや気づきを得る機会。
お互いが影響し合える仲間と出会う機会。
それが、TechWave塾。

今回のTechWave塾12期では、社会の変化と価値観の変化の中から、自分軸を中心に実際に事業を興し生活しうる事業にまで持っていかれた方々のリアルな事業・生き様に触れたいと思います。
事業の考え方、着眼点、ビジョン、そして事業とご自身の生き様とこれからについて。
各分野から集まられた様々な価値観やビジネスモデルで活躍される第一線の方々の講義をいただくなかで気づきを得、塾生相互によるディスカッションによってさらに気づきを深めていこうと思います。

TechWave塾の魅力の一つは、同じ問題意識で集まった仲間たちと生涯にわたる繋がりが出来ることにあります。
その繋がりや出会いは、自らが行動を起こすときにこそ力になる仲間となるでしょう。

これから起こる社会の変化、価値観の変化の中でどのようなビジネスチャンスを見出し、どのような自分軸の事業をライフワークとしていくのか。
まだ出会っていない、新しい自分の価値観、新しい自分・仲間との出会い。
その一歩はこの塾から始まるのかも知れません。

見えなかった価値観が見えるようになる。
そんなTechWave塾第12期にしていきます。

講師陣——————————
■10月15日(火)
初回ディスカッション

■10月23日(火)
社会教育プログラムをNPO法人で提供する傍ら、ソーシャルマーケティングの会社を経営。
NPOと会社を両立するその意味とは。元バンドマンの1児の父の生き方、そのビジョンとは。
講師:NPO法人ブラストビート、株式会社フィールビート代表 松浦貴昌さん

■11月6日(火)
過去1年以上健康診断を受けていない「健診弱者」約3300万人に向けたワンコイン検診サービス企業を経営。
ヘルスケア分野だからこその参入障壁とは。そして、看護師出身だからこそ見えていた価値観とは。
講師:ケアプロ株式会社 代表取締役 川添高志さん

■11月13日(火)
唐揚げが一番好きで、唐揚げを食べると幸せになれる人たちによって組織された団体を運営。
「好きこそものの上手なれ」から法人を立ち上げ、いま注目の事業にまで育てた生き方とは。
講師:一般社団法人日本唐揚協会 会長 兼 理事長 安久鉄兵さん

■11月19日(月)
全国の環境保全米の販売促進・普及啓発と、千葉県・九十九里エリアでの農業体験・田舎体験を実施するNPO法人を経営。
農業を基軸にした地域活性や観光まちづくりを地域で推進する2児の父の生き方とは。
講師:NPO法人TINA(おこめナビ) 理事長 秋葉秀央さん

■11月26日(月)
アジアの女性が自己実現できるチャンスを創り、成功していく女性をプロデュースするプロジェクトを運営。
アジア女性の感性から生み出される「デザイン」を企業に提供し著作権による収益で社会貢献。
企業へのライセンス提供による社会問題解決型の事業。事業にかける思いとその生き方とは。
講師:ドリーム・ガールズ・プロジェクト 温井和佳奈さん

■12月3日(月)
最終ディスカッション

 詳細、お申込みはこちら


片山 啓吾

東京都東村山市在住。一児の父。

前職はモバイル創生期から手がけた位置情報連動型の広告配信プラットフォームを提供する会社を経営。

そこで得た株式の譲渡益をリーマンショックで無くし、ギリシャショックでさらに無くしてもうネタにするしかないと開き直る。

現在は地元東村山市をこよなく愛する新規事業屋。

ソーシャルアプリ開発を行う株式会社あしたラボラトリーと、地域活性化・子育て応援を行うNPO法人ソーシャライズの代表の両輪で日々新規事業に挑戦中。

「好きこそものの上手なれ」「人生とは常に意義あるもの」をモットーに、「やりたいことやったもんがち♪」と鼻歌を歌う。

最近の関心事は「既存の価値へ新しい価値観の再インストール」。

TechWave塾事務局。東村山市商工会青年部所属。

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