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小学6年生がiPhoneアプリリリース 小中高生向けIT教育プログラム成果続々【湯川】

[読了時間:2分]
 中高生にITの楽しさを知ってもらうIT教育プログラム「Life is Tech!」に参加した小学6年、小原凱也君が開発したiPhoneアプリ「計算RPG」がAppleのAppStoreから正式リリースされた。このほか女子中学生開発の「見えるプレゼンタイマー」、女子高校生開発の「棒人間orz」、高校2年生開発の「アニメ検定」など、同教育プログラムを通じて開発されたアプリが今週は続々とリリースされる予定になっている。

計算RPG


 「計算RPG」はモンスターから次々と出される計算を解くことでモンスターを倒していくゲーム。剣や防具を購入するというロールプレイングゲーム(RPG)の要素を取り入れ、楽しみながら計算が上手になる仕組み。

 小原くんは小学5年生のときからプログラミングを学び、今年の春からLife is Tech!に参加し、プログラミングの腕を磨いてきたという。

見えるプレゼンタイマー

 「見えるプレゼンタイマー」は、中学2年生の角南 萌さんが開発した。プレゼンテーションの時間配分を色分けすることにより、視覚的に進行具合を把握できるようになっている。このアプリは完成度が高く、アプリコンテスト「アプリ甲子園2012」で優勝している。角南さんは、小学6年生のときに映画「ソーシャル・ネットワーク」を観て感銘を受け、プログラミングに興味を持ったのだという。

棒人間orz

 「棒人間orz」は都立高2年の鈴木柚花さんがプログラミングを担当し、同じく「楠野成美さんがデザインを担当したゲームで、iPhoneの加速度センサーを利用し、棒人間がノートから落ちないようにバランスを取るゲーム。音楽や効果音、アニメーションが女子高生らしい「ゆるさ」を持った完成度の高いゲームになっているという。

アニメ検定

 「アニメ検定」は高校2年生の三宅在都くんが開発。アニメに関する質問が3択式で出題されるゲーム。自分で新しい問題を追加することも可能で「アニヲタとしての知識をかき集め誰も答えられないような問題を作ることもできる」という。

 Life is Tech!は中高生が短期間でアプリ開発などの最先端IT技術を学ぶことができるテクノロジーキャンプ。大学生が指導し、3~5日の日程で大学構内で開催。大学生活を疑似体験できる。

 学習コースはiPhoneアプリ開発】【Androidアプリ開発】【2Dゲームデザイン】【3Dゲームデザイン】【アニメーションデザイン】【Webデザイン】の6種類。2011年から開始し、生まれたアプリの数は1000を超える。代表的な作品では、女子中学生チームによる制作で話題になり、20000ダウンロードを突破した「iBento」等。

冬季キャンプ

 冬季キャンプは以下の要領で募集中

■コース
・iPhoneアプリ開発コース
・Androidアプリ開発コース
・2Dゲームデザインコース
・3Dゲームデザインコース
・アニメーションデザインコース
・Webデザインコース 
■日程
・スペシャルX’masキャンプ:4 days: 12/23(日)~26(水)@クリスマスコテージin奥多摩
・冬キャンプ3days: 12/22(土)~12/24(月)@はこだて未来大学
・冬キャンプ3days: 12/25(火)~12/27(木)@京都大学キャンパス
・冬キャンプ3days: 12/26(水)~12/28(金)@九州大学伊都キャンパス

参加費用
・スペシャルX’masキャンプ:88,000円(10月末まで早割:85,000円)
・3Days通い:34,500円(10月末まで早割:32,700円)
・3Days宿泊:56,500円(10月末まで早割:54,500円)

蛇足:オレはこう思う

 もちろんこうした試みは、全力で支援。ITって日本の未来を背負っていく数少ない産業。諸外国を見ても行政が積極的にこうした試みを支援しているのに、日本の「お上」や財界のおじさまたちといったら・・・。まあそれでも全然いいや。オレたちでガンガン支援していくから。

 地方の小中学生、高校生と話しても「ITエンジニアになりたい」って子に会うことはほとんどない。ロールモデルが身の回りにいないんだろうなあ。残念だなあ。こっちはこんなに楽しいのに。

 ゲームエンジニアになりたい、って子がいることはせめてもの救い。そういう意味でもゲーム産業に期待!。

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