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ガイドブックじゃ物足りない?アジア地域で350以上のユニークな旅行体験ができる「『Voyagin(ボイジン)』」が本日リリース【三橋ゆか里】

[読了時間:1分]

インドや東南アジア諸国で350個以上の現地体験が楽しめる「Voyagin」について、三橋ゆか里さんが取材してくれました。

三橋ゆか里
(@yukari77)

日本に遊びにくる外国人の友達や知り合いに、東京でどこに行ったらいい?何をしたらいい?なんてよく質問をされる。その都度これはどう?あれはどう?と遊び方を案内してるけれど、この役割を担う旅行サイトが「FindJPN」。現地のことをよく知らない外国人旅行客でも、日本の文化や現地ならではの「体験」に出会える。それは相撲を観に行くことかもしれないし、ホストの家で体験するお寿司づくりかもしれない。FindJPNはサービス開始から1年強が経つ。

そんなFindJPNのチームが新たにリリースしたのが「Voyagin」。日本、インド、東南アジア諸国にて350個以上の現地体験を予約購入できるアジア最大規模の旅行サイトで、英語と日本語に対応。初年度500人以上の外国人旅行者に活用されたFindJPNの仕組みをグローバル展開したのがVoyaginというわけ。リリース時に既に350個の体験が登録されているってすごいと思うのだけれど、これは実際に現地に出向いてスカウティングをしたそう。会った人の半数が他にも人を紹介してくれる形で、2-3ヶ月でここまでの数にたどり着いた。Voyaginに掲載される体験は、運営スタッフがクオリティチェックをして厳選されたもののみ。


FindJPNの利用者の男女比率はほぼ5:5と同じくらい。年齢でいうと30代前後のユーザが多い。これはVoyaginでも変わらないかな?体験をホストする人たちのモチベーションはさまざま。でも日本で外国人を案内するホストのモチベーションが趣味や語学だったりするのに対して、インドやアジア諸国のホストに関しては日本人観光客の獲得が主たる目的。体験のスケジュールや内容、価格設定はすべてホストが決定できる。サイトへの掲載料金は0円。集客、決済、顧客サポートをVoyaginがサポートし、予約購入成立時に15%程度のコミッションが発生する仕組み。

アジア各国の現地のビジネスに大きなインパクトを与える可能性を持つサービスだと思う。旅行体験のオンラインマーケットプレイスにはGidsy.com(ベルリン発)やVayable.com(シリコンバレー発)があるけれど、CEOの高橋さん曰くアジアのコンテンツはまだ手薄だと。そんなアジア獲得に挑戦するチームは5人のメンバーから成るスタートアップ。コーディングとデザイン以外は何でもやるというCEOの高橋さん、その他にエンジニア2名、海外マーケティング担当、日本のオペレーション担当者。海外マーケ担当者はインド人で、インターンにもフランス人がいるグローバルな環境だそう。

現地体験が登録されている国は、多い順に日本、インド、インドネシア。中には、「本物のムンバイは洗濯屋でわかる!ムンバイの洗濯屋ウォッチングツアー」なんて相当ユニークなものも。USドルで1人あたり50ドル。アジアに旅行に行く際は、Voyaginをぜひチェックしてみてね。

【スタッフブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。2011年1月15日に公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修をさせていただきました。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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