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8Kスーパーハイビジョン映像の脅威

2020年の東京オリンピックでの実用化を目指しNHKが中心になって開発を進める「8Kスーパーハイビジョン」。

現在のハイビジョンの16倍となる3300万画素の表現力は想像以上のものでした。

肉眼では本物とか思えず

筆者がInterBEE(2017年11月15-17日)で目にしたのは85インチの8Kディスプレイ。解像度は水平7680 x 垂直4320です。

この画像は、ゴッホの絵画を撮影した写真ですが、いくら拡大しても本物のようにしか思えません。

実寸大程度で表示しても、その臨場感は揺るぎません。

このデモでは、絵画を自由に拡大縮小するデモが行われましたが、これまで体験したことのない臨場感でした。

22.2chサラウンド

8Kスーパーハイビジョンの映像体験と併せて注目を浴びたのが、本放送で導入される22.2chサラウンド音響です。

InterBEEでは、サカナクションが2017年9月30日・10月1日に幕張メッセ国際展示場で開催したライブ「sakanaction SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around」をNHKが8K映像22.2ch立体音響で収録した内容を体験することができました。

機材こそ大がかりですが、5.1chとは比較にならない音響体験。まさにライブの臨場感をそのまま得られる技術がもうそこまで来ていると感じます。

【関連URL】
・8Kスーパーハイビジョン|NHK – NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/8k/

蛇足:僕はこう思ったッス
 映像技術の進歩はこの十数年絶えず目の当たりにしてきたのだけど、8Kスーパーハイビジョンについては「ついにここまできたか・・・」という印象だった。特に美術品鑑賞、都内の大混雑美術館で遠目から見るくらいなら8Kで楽しんだほうがいいんじゃないか?と思うほど。22.2chについては機材の規模感などに依存するように思えた。展示会でノイズが多くよくきこえなかったり、コンテンツが22.2chを意識して創られていないなどの愛称問題もありそう。いずれにせよ本放送まではまだ時間があるので今後が楽しみ。
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