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職場を擬似体験できる求人サービス「AirIntern」11月18日スタート@dicek_8

[読了時間: 2分]

株式会社ヒューマンダイン(東京都港区、代表:蛯谷 太一) は職場を擬似体験出来る新しい求人メディア「AirIntern(エア・インターン)」を11月18日より開始した。



成長をつづける人材サービス市場と変容する働き方

「人材サービス産業の近未来を考える会」の報告書によれば、人材サービスの市場規模は9兆539億円であり、そのうち求人広告を通じた年間就職者数は約214万人、売上高は9866億円(いずれも2010年度実績)といわれてる。そのなかででもインターネット分野の市場規模は成長を続けており、今後も成長が見込まれている。


また、求職者の意識にも変化が起こっているようだ。最近では「働く仲間の雰囲気が良いか」「興味のある仕事内容か」を重要視する求職者が増えてきているという。そんな求職者の意識の変化に着目したのがAirInternだ。

スキルマッチだけがマッチングではない



スキルマッチより職場の雰囲気といったソフト面を訴求しているのがAirIntern。

「転職候補者と話す中で、条件や報酬といったスキル面を考慮する前の時点で、実際に入社した際の働き方や会社の雰囲気といったソフト面を気にする人が多かったんですよ。」と、求職者の課題を蛯谷氏は語る。

一般的な求人サイトは事前に打ち合わせした後に制作されたコンテンツを表示しているが、AirInternは職場の雰囲気を”そのまま”伝えることを第一としている。専門チームが企業を訪問し、ソフト面を伝えるために定めたガイドラインのもと取材を行っている。より職場の雰囲気を伝えるために一社あたりの取材時間は5時間にも及ぶという。

仕事をみて心が動くような求人サイトを創りたい

「自分自身求職者の立場にたったとき、スキルだけが掲載される求人情報から選ぶのは難しいと思ったんです。今のデータベース的な求人サイトではなく、仕事をみて心が動くような求人サイトをつくっていきたいですね」と蛯谷氏は続ける。

また採用のタイミングにずれが発生しないよう求人に対する掲載期間を設けない方針をとっている。企業側にアカウントを発行し、求人自体を入れ替えるような仕組みを取り入れ解決する。掲載時点は8社をスタートとし、2013年度末には100社掲載を目標としている。

【関連URL】

AirIntern
http://airintern.com/

人材サービス産業の近未来を考える会 
http://www.jassa.jp/admin/info/upload_image/111121report-summary.pdf

蛇足:筆者の視点
リブセンスやwantedlyなど従来型の求人サイトと一線を画す求人サイトが増えてきている。AirInternは職場の雰囲気を訴求している。成長をつづける人材市場の多様性を今後も注目していきたい。

著者プロフィール: ヤマモトダイスケ@dicek_8
Project Manager/ライター/ベンチャー支援活動/政治家のwebコンサルといったweb関連の仕事をする元美術商。人生の半分がArt、それ以外はインターネッツ。今年はヘルスケアでいきます。趣味は人生です。Control your destiny or someone else will.
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