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米Tesla車両が2016年5月に初めての交通死亡事故を起こした。多くのメディアが「自動運転中の事故」と報道したが、実際は運転支援機能が搭載されている車両に過ぎず、運転手に注意確認義務があったにもかかわらずそれが履行されていなかったゆえの事故という内容だった。
Teslaが2016年10月20日に発表した内容は、そうした人間の判断によるミスをなくしより安全に移動するための役割を完全な自動運転車が不可欠だということを強く主張している。
そうTeslaは自社製の全ての車両に、完全自動運転に必要なハードウェアを搭載していくのだ。これにより、人間が運転するよりも安全性を高める能力を持つことができるという。対応する車両はModel 3を含む、今後製造される全ての車両。
8つのカメラで360度、250メートル先を監視
完全な自動運転のために搭載されるハードウェアには、360度、250メートル先を監視できる8つのカメラを筆頭に、従来システムの倍程度の距離で物体を検出する最新の超音波センサーを12機、また、前方レーダーでは大雨や霧、埃などがあっても車両を認識できるようになる。
車載オンボードコンピュータは、従来型の40倍の能力を持ち、テスラが独自開発したニューラルネットで映像やレーダー情報を処理するようになる。人間では認知すらできないような情報までをも察知して安全航行に役立てようという考えだ。
ハードウェアは今後製造される車両に搭載されるが、機能が完全に有効になるのは、搭載車両が数百マイル航行したデータを収集したあとのシステムアップデート以降。それまでは自動緊急ブレーキや衝突警報、などいくつかの機能が機能しないという。
【関連URL】
・All Tesla Cars Being Produced Now Have Full Self-Driving Hardware
https://www.tesla.com/blog/all-tesla-cars-being-produced-now-have-full-self-driving-hardware