入手困難の人気のゲーム機「任天堂 Switch」が1万5000円以下、中には2200円という価格で販売されているケースがあります。新品で3万2000円〜3万7000円という価格で売られているにもかかわらず、半額以下で販売しているのを観たら、ここぞチャンスと購入ボタンをクリックしたくなる人もいるかもしれません。けれども、よくその相手をみてください。主に海外からの出品で、他にも人気商品を圧倒的な価格で販売している人をみたら詐欺かもしれません。
上のスクリーンショットはかなり極端な例ですが、記事執筆時点で実際にAmazon.co.jpに掲載されていたものです。ひどいセラー（売り手）の場合、何万もの激安商品が登録されているような、明らかに異常な状態になっていることもありました。
Amazon.co.jpには「Amazonマーケットプレイス」という、誰でも商品を販売できる仕組みがあります。海外からも販売者として登録が可能です。不審なアカウントは、総じてレビューの評価が高めです。ただ、その内容をみてみると、1〜2年前、もしくは10年近く前の評価のこともあります。これだけ人気の商品を販売しているのであれば、直近の評価があってもおかしくはありませんが、おおよそ不審な売り手は売り上げが立つとアカウントを削除してしまうという報告があります。中には購入者情報を悪用されたという情報も出てきています。
実際、国内外いくつかの激安Amazonマーケットプレースの売り手に電話をしたところ、いずれも不通でした。米Amazon.comでも同じ手口の詐欺が報告されているようです。
Amazon.co.jpのカスタマーサポートに、疑惑のアカウントが信用できるかどうか確認したところ「お問い合わせの出品者は、特に問題は確認できませんでした」という回答を得ました。「商品のご注文数が少なく評価がない、海外の出品者でございます」とのことです。
価格がおかしいという質問に対し得られたコメントをお伝えします。
Amazonマーケットプレイスの商品については、出品者で自由に価格を設定することができます。そのため、価格が高いもしくは低い場合がございます。ご心配をおかけし申し訳ございませんが、商品価格について確認をご希望の場合は、注文前に、出品者へお問い合わせいただきますようお願いいたします。
関連URL
・Amazonマーケットプレイスで「詐欺業者」横行…商品届かず、個人情報漏れる恐れ｜弁護士ドットコムニュース
https://www.bengo4.com/internet/n_6004/
