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米Amazon.comがEchoスピーカーシリーズに7インチのタッチスクリーンを搭載したモデルをまもなく投入することになりそうです。米Wall Street Journalが報じました。
Echoスピーカーは、音声による指示によってさまざまな機能を利用できるデバイスです。Amazon Alexaという音声認識&人工知能の技術が使われています。今回、発表するとみられる新製品は、検索結果を画面に表示したり、ビデオ電話で通話することができると考えられています。
音声認識スピーカー、Echoのシェアは70.6%
Amazon.comは、先月2017年4月後半、ハンズフリーで使えるカメラ搭載型Echoスピーカー「Echo Look」を公開したばかりです。この製品は、Echoの基本的な機能に加え、写真やビデオを撮影することができます。LEDライトを点灯させることも可能です。
矢継ぎ早にラインナップを拡大するのには理由があります。北米の音声対応スピーカーのシェアでEchoは70.6%のシェアを持っているのです(米eMarketer調べ)。二番手は「Google HOME」で23.8%と、Echoは市場の支配権を持っている状態ですが、Appleしかり多くの世界的メーカーが参入するのは明らかで、競争が激化する前にAmazon Alexaベースの経済網を確立しようと考えていることがうかがえます。
音声認識、家庭内の陣地取りは激化
今回のタッチスクリーン搭載モデルの投入は、Echoシリーズの進化というほどのものではなく、Echo Lookと同軸のラインナップ拡大です。Amazon.comはEchoを売りたいのではなく、「Amazon Alexa」ベースのエコシステムを確立させようと考えるのが自然です。ですから、いずれも200ドル以下という意欲的な価格設定になっているといってもいいでしょう。また、すでにAmazon.comは「Amazon Alexa」のSDKをサードパーティに提供し、対応するデバイスも登場し始めています。一気に「Amazon Alexa」対応デバイスを普及させてしまえば、そう簡単にはスマートホームの場所取り合戦は優位になります。
ただ、タッチスクリーン型の投入は、音声認識市場への牽制であるとも考えられます。なぜなら、多くのIT系企業が音声認識&人工知能に注力している状態で、このタイミングで「Amazon Alexa」がスクリーンとの刺激的な連携を見せることができれば、業界の主導権と握ることになるからです。
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