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Mac上の作業環境を記憶/再生するアプリ「Workspaces」

コンピュータ上の作業の多くは複数のファイルやアプリを組み合わせて行います。創造性に溢れた作業であればあるほど、手を動かすだけの単純なものではなくなり、さまざまな情報とツールを使いこなせなければなりません。

とはいえ、仕事は一つだけのわけもなく、そのたびに大量のウィンドウを閉じ、アプリを終了し、(時にはPCが重くなって再起動したり)再びまたファイルとツールを揃えなければなりません。デスクトップの上や、フォルダの中がグチャグチャになっていると致命的です。

そこで「Workspaces」の登場です。macOS専用のアプリですが、これを使うと、作業毎にファイルやアプリ、メールや、フォルダなどを整理してとっておくことが可能です。

使い方は簡単です。まずは作業環境に名前をつけます。「明日の会議」「新アプリ開発」「サーバー設定」「来月発表する論文作成」などなど具体的な作業をどんどん入力します。

次は、そこで使用する資料などの情報、写真やPDF、メール、表、フォルダなどをどんどんドラッグ・アンド・ドロップで追加していきます。アプリやシェルコマンド(ターミナルで実行するコマンド)なども登録することができます。登録した項目は、どのアプリでどのように開くかを設定しておきます。

登録した作業環境は、メニューバーから確認することができます。

作業環境名をクリックすれば中身が表示されます。それぞれをクリックして開くこともできますが、「START」をクリックすると全ての項目が一斉に開く仕組みです。一種のラウンチャー(起動ツール)みたいなものといえばいいでしょうか。

日本のApp Storeで720円。これが意外と便利です。

【関連URL】
・Workspaces | Apptorium

http://www.apptorium.com/workspaces

蛇足:僕はこう思ったッス

 ウェブでいろいろなことができて便利な時代ですが、結局ウェブのタブが膨大に増えていったり、切り替えが面倒だったりと、ボトルネックが発生しているのに気がつかず生産性が落ちるのが常。これはウェブブラウザに限らず、同じアプリで複数の開発プロジェクトをやっている場合にも同じようなことが発生しますね。実際使ってみると、もっとシステムと連携してもらったほういいのでは?と感じる部分もありますが、今後に期待できるアプリだと思います。

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