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BitStar(ビットスター)がインスタフォロワー数千人までの“ナノインフルエンサー”マッチング事業開始

ネット発インフルエンサーの社会的影響力は日に日に増しています。名が知れたインフルエンサーを起用して企業のPRなどを依頼しように思っても高額すぎて手が出せないという状況になっています。

そこでBizcastは2017年9月7日、同社が展開するインフルエンサーと企業をマッチングする事業「BitStar(ビットスター)」において、インスタグラムのフォロワーが300人から数千人までの“ナノインフルエンサー”に特化したサービスの提供を開始します。


「BitStar(ビットスター)」は今までYouTuberを対象に、企業タイアップを支援するプラットフォームを展開してきました。今回は、インスタグラムのナノインフルエンサーに特化することで、少ない予算で高い効果を発揮するマーケティング支援サービスとして提供を開始しました。

今回の名のインフルエンサー向けシステムの最大の特徴は「ファンのアクティブ率の高いナノインフルエンサーに効率的に広げていく」というところ。これまでのインフルエンサーマーケティングは“フォロワー数”が指標になっていましたが、リーチ数(フォロワー数)が少なくとも投稿に対するアクションが多いなどフォロワーのアクティブ率が高いナノインフルエンサーに注目することで、予算が少なくても効率的なマーケティングが実現可能だということです。

仕組みはこれまでのYouTuber向けと同等で、ナノインフルエンサーと企業のマッチングから納品、効果測定までを一連のシステムで提供するとのことです。具体的には専用のオリエンテーションシートに必要事項を記入するだけで、インスタグラマーがサービス・商品の情報拡散を行うほか、商品提供や来店を促すことができるようになるということです。

BitStarのインスタグラマー募集ページ

料金は20万円(税別)からで、マーケティング施策実施希望人数などによって変動するほか商品発送代行などの手数料は別途発生。また、投稿はすべてスポンサード表記「#PR」が記載されるとのことです。

ナノインフルエンサーマーケティングの効果

まだ、スタートしたばかりのサービスですが、現時点での実績値によれば、依頼料金を総フォロワー数で割ると1円を割っているほか、活発に行われているインスタグラム上での検索で商品が確実に掲載されるなどの成果がでているとのことです。

以下は実際の事例。

商材:リップ
・依頼インスタグラマー数   :55人
・総フォロワー数:51万フォロワー
・費用     :40万円

商材:マスカラ
・依頼インスタグラマー数   :67人
・総フォロワー数:76万フォロワー
・費用     :60万円

運営のBizcastは、インフルエンサーと企業のマッチングプラットフォーム「BitStar」に加え、インフルエンサーのプロダクション「E-DGE」を展開。マスとデジタルの融合をコンセプトとしたインフルエンサー活用を国内のみならず海外にも拡大しています。

【関連URL】
・インフルエンサー支援プラットフォーム「BitStar(ビットスター)」
https://bitstar.tokyo/
・Bizcast
http://corp.bizcast.bz

蛇足:僕はこう思ったッス
 YouTuberインフルエンサーマーケティングは確かに巨大トラフィックを生むケースがあるものの、当然ながら事例がフィットしなければそこそこの結果に終わる。一方でオウンドメディアのようにトラフィックは度外視しても、絞り込まれた読者層から営業的メリットが生まれることを重要視する流れもある。ナノインフルエンサーは、おそらくこれらの話の中間にあるように感じる。商品ジャンルなどはまだ限定されそうだが、うまくポートフォリオを組めれば戦略的なプロモーションも可能になるように思ったっす。
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