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ブループリントがVR対応ゲームフレームワーク「VRUE」を公開 【@masaki_hamasaki】

株式会社D2Cのゲーム事業を分社独立して設立された株式会社ブループリントが、2016年7月14日、VR(Virtual Reality)表示にも対応したゲームフレームワーク「VRUE(ブルー)」の開発と、VR表示にも対応したiOS/Android向け3Dシューティングゲーム「Motivator(モチベーター)」の配信開始を発表した。

ゲームフレームワークとはゲーム開発において汎用的に使用される機能を、開発者が簡単に実装するための枠組みのこと。

「VRUE」はゲームを効率的に開発することができるゲームフレームワークとのことで、PUSH通知、App Store / Google Playストアでの課金、SSPサービス「アドフリくん(先日、グリー株式会社の子会社であるGlossom株式会社にて完全子会社化)」による広告表示、SNS連携、多言語対応、ゲームデータ管理、バージョン管理、レビュー依頼の表示など、様々な機能を簡単に実装できるとのこと。VR表示の対応も簡易にできるようだ。

ゴールドマンサックス社の発表によると、2025年でのVR/AR活用範囲は1位:ゲーム(116億ドル)、2位:医療系ヘルスケア分野(51億ドル)、3位:エンジニアリング(47億ドル)、4位:ライブイベント(41億ドル)、5位:動画エンターテイメント(32億ドル)とのことで、ゲーム市場は拡大が期待されている。

※参考:Greenlight VR estimates

Greenlight VR estimates発表のデータによると、資金投資先の用途でみるVR(バーチャルリアリティ)の今後は、投資資金ゲーム・エンターテインメントの分野が、圧倒的に大きな割合を占めている。

【関連情報】
・Motivator(モチベーター)
App Store(iOS):https://itunes.apple.com/jp/app/id1096509898?l=ja&ls=1&mt=8
Google Playストア(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.bprint.Motivator&hl=ja

蛇足:僕はこう思いました
市場調査会社TrendForceがVR(仮装現実)関連マーケットの調査結果によると、ハードウェア、ソフトウェア両方合計した市場規模は2020年までに700億ドル(120円換算で8兆4000億円)規模に到達すると試算されている。2016年10月13日には、PlayStation®VRが発売される。2016年7月23日より予約が開始されるとのことで、よりVRに対する注目は高まっている。2016年は「VR元年」と呼ばれており、PRVRの他にも台湾HTCと米Valveが共同開発した「HTC Vive」、米Osulus VRの「Oculus Rift」が登場する。今後もVRの動向には目が離せない。
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