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LastRootsが2016年秋サービスインを予定して準備を進めている国産仮想通貨「c0ban(コバン)」 (c0ban(コバン) 純国産ブロックチェーン仮想通貨基軸の野望)。
そのサポーターを集める目的のクラウドファンディングプロジェクトが2016年7月21日にスタートしているのだが、記事執筆時の27日正午時点で支援額が6800万円を突破している。どの時点か確認できていないが目標額5000万は3日ほどで達成しているようだ。
仮想通貨「c0ban(コバン)」は、2016年秋にサービスイン予定。他の通貨との売買ができる取引所や取引ツールの提供のほか、「c0ban広告」事業もスタートする計画だ。通貨単位は「両」。取引所の開始時期には、1両を120円という価値でスタートする。
クラウドファンディングプロジェクトでは、資金サポートする方へのリターンとして割安で「c0ban」を提供する。例えば1両=120円のところ、数量限定で1両=75円や1両=65円で提供する。それぞれ100万両限定で、すでに65円の枠は完売している。プロジェクト終了(=取引所の開始まで)の4か月後までに段階的に割引事前販売という形でリターンは追加されていく見込みだ。
利用されるほど価値が高まる通貨の力をクラウドファンディングで最大化
このクラウドファンディングのポイントは、リターンが仮想通貨の事前販売になっている点にある。
仮想通貨(もちろん通貨でも)は、「c0ban」の供給に伴い、利用機会が増加するほどその価値が高まっていく。クラウドファンディングの支援者は、少なからずこの仮想通貨の普及に期待をしているわけで、資金以外の支援を念頭においていると考えるのが妥当だろう。かつリターンが仮想通貨そのものの事前販売ということで、活性化する前の割安価格で「両」を入手できるともなれば、その支援にも力が入るはず。なぜなら、「c0ban」の活性化支援をすれば、手持ちの「両」の価値が高まっていくからだ。
これまでのクラウドファンディングでは、ゴールが「モノやサービスの入手」となっていた。存在しないプロダクトの実現という価値の入手がゴールで、割安での提供であったり特典が付与されているケースもあるが、入手した時点でゴールインということになる。一方「c0banクラウドファンディング」は、スタート地点に立てるという特権である。限られた期間、限られた人数に提供される特権。この特権の魅力に熱が帯びれば第一段階のボーダーラインは突破したと考えていいだろう。
「c0banクラウドファンディング」の調達額は7000万円に届く勢い。サポーターは120人程度とどちらかというと事業者や投資目的の人が多いように思えるが、十分なインパクトがある。今後、金額とサポーター数がどう伸びるかに注目される。
【関連URL】
・c0banクラウドファンディング
https://c0bantrade.jp
・c0ban(コバン)
http://www.c0ban.com/
・LastRoots
http://www.lastroots.com
(お詫びと訂正 2016/7/29 8:00)
「ジャンルを問わなければ、国内クラウドファンディングの獲得額トップクラスに入るどころか、期限内に国内最高記録をマークしそうな勢いだ」という説明を冒頭でしていましたが、そもそも比較対象を一般のクラウドファンディングとして考えていた時点で誤っており、この表現が適切でなかった点をお詫びするとともに、本文から削除させて頂くと共に誇張気味の見出しも修正しました。
(追記 2016/7/29 10:30) 「他の仮想通貨との関係について」
一部の読者から、他の仮想通貨とc0banに何らかの関係があると疑問視する声があるが、現時点で、そういったものは確認できていない。
LastRoots CEO 小林氏によると「LastRoots社の取締役の1人が、ビットコインを始めとする複数の仮想通貨を購入・販売した経験はありますが、LastRootsはc0ban以外の仮想通貨に関連はございません。また、その取締役が個人として自らが主導してHOLDという仮想通貨を開発。2016年1月からブロックチェーンが動き出していますが、こちらもc0banとは現在のところ、関係ありません。今後もc0banのより良いサービス開発に務め、情報発信をしていきたいと思いますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。」とのこと。
このような流れで一部誤解が発生しているようなので、この記事に関係する範囲で追加情報を提供していく考え。質問などは直接、増田までお伝え下さい。よろしくお願いします。