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Samsung「GALAXY Gear」を筆頭に、かなりの注目を集めているスマート腕時計。ソニーも「SmartWatch2」を発表しており、数年前からAppleが「iWatch」をリリースするという噂もある。
そこで、目立ったスマート腕時計のスペックをざっと比較することにした。
まず、基本的に全てのスマート腕時計は「スマホ連携」にあることを理解しておいてもらいたい。
BlueToothやNFCで、スマート腕時計とスマホはペアリングしてから使用する。
これにより、例えばバッグに入れたままのスマホからメール、チャットなどの通知をスマート腕時計で受信できるほか、スマホの音楽プレイヤーを制御するなどの操作を手元で行うことが可能となる。スマホで電話を受信した際に、バイブレーションで伝えるのもスマート腕時計の大きな役割の一つだ。
ただし、BlueToothで連携して通話等を知らせるデバイスだけということであれば、「ぷるとぅーす」(直販価格2980円)などで十分であるわけで、決してデザイン性にすぐれるとはいえないスマート腕時計を利用する動機にはならない。
というわけで、ここに、ざっくりと最近話題となったスマート腕時計と呼ばれるプロダクトを比較してみた。
Pebble | ソニー | ソニー | サムスン | アップル | |
Pebble | SmartWatch NM2 | SmartWatch2 | GALAXY Gear | iWatch(うわさ) | |
価格 | 150ドル | 9480円 | 299ドル~ | 200ドル前後 | |
操作系 | |||||
スクリーンサイズ | 144 x 168 白黒 | 128×128 | 220 x 176 | 320×320 | 不明 |
BlueTooth | 2.1+ EDR and 4.0 | Ver.3.0 | Ver. 3.0 | v 4.0 + BLE | 不明 |
センサー | 3次元ジェスチャー | なし | なし | 加速度計、ジャイロ | 不明 |
アプリ | SDK提供 | SDK提供アプリ多数 | SDK提供アプリ多数 | LINEなど提供済。SDK | 不明 |
バイブレーター | あり | なし | 220 x 176 | 320×320 | 不明 |
ひとことコメント | あくまでビュワーとしての使用が前提。 | 防滴加工の本格派。Android OS 2.3以降のXperia™シリーズ専用 | 対応機種OS4以降のAndroidに対応するなど拡大 | 1.9ピクセルのカメラと2マイク/スピーカー搭載。動画再生も可能なスペック。スマホ連携前提というより小さなスマホ | フレキシブルバッテリーを使用したバンドのような形状という話も。 |
注目したいのは、価格と機能の豊富さ、そして噂に過ぎないがアップルの「iWatch」。「Pebble」や「SmartWatch」は完全にスマホのビュワー的位置付けだが、「GALAXY Gear」は小さなスマホとして単独でも使用できる、いわば第二世代スマートウォッチといえるだろう。プロダクトデザインだけにフォーカスすれば、すでに移行期に入っている。
過去、スマートウォッチ的な製品は何度も何度も世の中に投入されてきた。小さくて多機能なだけで、数万円も出して購入するほど美しいデザインでもなく、当然ながらすぐに消えていった。
そもそもスマホと同等の機能が時計に入ることが受け入れられるかという点には依然として疑問が残る。しかしながらウェアラブルというキーワードは、次世代コンピューティングの切り札として世界が注目しているわけで、どっちにころがるがわからないのが現状だ。
テレビ連携、O2Oなど、リアルな生活とインターネットの世界を結びつけるデバイスが必要だとすれば、身につけているもののほうが適しているはず。そう考えると、スマート腕時計の普及は、ITビジネスにおける大きな鍵となるのかもしれない。
【関連URL】
・サムスンのスマート腕時計「GALAXY Gear」に LINEがアプリ提供【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/line_provide_app_for_galaxygear.html
・「Pebble」届きました、それはスマホと連携する電子ペーパー腕時計 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51779373.html
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演している。現在、TechWaveをリボーン中。中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。(@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中)
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