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日本産オンライン交流サービス「eryngii (エリンギ) 」に注目する理由

ZOOMを筆頭とするビデオ会議が急速に浸透。その場にいなくてもコミュニケーションが行えるテレカンファレンスが市民権を得ることができたといっても過言ではないだろう。しかしながら、リアルに行われる展示交流会イベントをオンラインで行うには、まだ課題が多いのが現状だ。

そこでtsamは本日(2020年10月1日)、オンラインで交流会を行える高機能ウェブサービス「エリンギ」を正式にリリースした。主催社は、複数のトークルームを作成し、参加者は自由にその部屋に入りビデオトークを行うことができるというもの。

TechWaveは、本日11時30分から開発したtsam代表池森裕毅氏ららま交えたオンライントークイベントを開催する(参加はこちら)。ライブビデオの後、実際の動作がわかるようなデモなどを実施する予定。

こうした不特定多数の参加者との交流を行えるサービスとしては、先月米TechCrunchがHopinというオンラインイベントサービスを使って「DISRUPT ONLINE」を開催していた。また一部の人が「REMO(リモ)」を使用するケースが散見される。リモは、現実世界の円卓をモチーフに、参加者が自由に着席してビデオでコミュニケーションを行うというもの。デスクトップPC向けのサービスで、かなりリアルな交流会を意識したサービスになっている。

eryngii (エリンギ)のポテンシャル

「eryngii (エリンギ)」も主催社がトークルームを作成し、参加者は自由にルームを行き来しコミュニケーションを行うことができる、と基本的な構造は同じだが、スマートフォンなどのデバイスに対応している点と豊富な機能が大きな差になる。

「eryngii (エリンギ)」では、参加状況に応じてルームを追加したり、参加者同士が直接コミュニケーションするなどの機能が豊富に用意されているため、より複雑な企画にも対応できる。また、トークルームにスポンサーのバナーを表示したり、参加者一覧をCSVデータで取得するなど、ビジネスとしてのオンライン交流会についても活用できそうだ。

何より、日本のチームによるサービスだという点が期待できる。ZOOMが上座機能のような仕組みを導入したニュースが話題となったが、ZOOMはそもそも欧米のテレカンファレンス文化に根付くもの。日本発のきめ細やかなテレコミュニケーション・サービスの誕生に期待を感じざるを得ない。

eryngii (エリンギ) 開発者インタビューイベント

■2020年10月1日(木)11時30分からオンライントークイベントを開催(参加はこちら

【関連URL】
・[公式] eryngii (エリンギ)
https://eryngii.org/

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