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53「Pencil」、人気アプリPaper連携で快適に描くために生まれたハイテクペン 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 日本でも多くのファンを獲得した米FiftyThree社のお絵描きアプリ「Paper」(FiftyThreeの「PAPER」はあらゆる意味でiPadを “紙”にするアプリ)。

 Moleskineの手帳をモティーフに、描画という体験の再現をiPad上で追求したアプリだ。最近、力作をMoleskineとして製本するサービスなども登場している。

 ただ、いくらがんばっても指では細かい表現ができない。荒い表現しかできなかったのだが、さすがはFiftyThree。その問題に対する明確な回答を出してきた。







 FiftyThreeが2013年11月20日に投入したのは「Pencil」。

 見た目は本当の筆記用具だが、BluetoothでiPadと接続して人気アプリ「Paper」と連携して使用できる入力デバイスである。

 タブレット上で本気で絵を描くことを追求しているため、上の写真のように手を画面に置いて描いても誤動作はない。ペンのお尻側でこすれは消しゴムになる。

 指でこすれば、ぼかすことだって可能だ。

 本体はバッテリー内蔵で、ペン先と消しゴムのセンサー部には14金を用いることで反応を良くしているとのこと。

 製品は2種類で、ウォルナット樹木を使用したものと、グラファイト色のもの。グラファイトの方が若干重いが、自然の樹木ながら、ミニマルデザインぽい印象がある。

 価格はグラファイトボディが49.95ドル。ウォルナットボディのストラップ付きが59.95ドル。現時点では送付先が北米かカナダだけとなっている。






【関連URL】
・Pencil | FiftyThree
http://www.fiftythree.com/pencil
・FiftyThreeの「PAPER」はあらゆる意味でiPadを “紙”にするアプリ 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51737434.html

蛇足:僕はこう思ったッス
一時期、Paperで絵を描くことにハマってしまい、毎日のように作品を制作していたことがある。やはり、指ではどうしもようもなく、iPad専用のペンを購入したのだが、使用感がうまくなかったり、小さくて紛失したりしてしまったのを機に使用しなくなってしまっていた。けど、やはりPaperの使用感は、スマートデバイス時代のPaintingという領域を開拓したと言っても過言ではないと思う。だから、Pencilは、とても気になる。どうにか手に入れたいと思う。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)

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